故・蜷川幸雄のもとで1998年にスタートした彩の国シェイクスピア・シリーズは、シェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指す企画。2017年12月には吉田がシリーズの2代目芸術監督に就任し、今年2月に「ジョン王」の上演をもってシリーズを完結させた。
彩の国シェイクスピア・シリーズ2ndは、シェイクスピア演劇をより多くの人々に気軽に楽しんでもらうことを目指し、吉田が新たに立ち上げるシリーズ。本シリーズでは年に1本を目安に、シェイクスピア作品の中でも“その奥深さをもう一度伝えたい”ものを吉田が選び、上演していく。
その第1弾公演「ハムレット」では柿澤がハムレット役を務め、吉田は上演台本・演出とクローディアス役を担当。吉田は「僕がずっとハムレットをやって欲しいと思っていた柿澤くんを迎えての『ハムレット』ということで、今からワクワクドキドキ、素晴らしいものができるのではないかという予感に満ち溢れています。 ハムレットという役は、誰にでも出来る役という訳ではないと思っています。 イギリスには“ハムレット役者”という言葉があるくらいなので、ぜひ選ばれた役者、柿澤勇人のハムレット、見届けていただけたらと思います」と語る。
柿澤は「『ハムレット』という役は僕にとってプレッシャーでしかなく、僕が持っているものや今まで経験してきたこと全てを出しても敵わない大変な役だと思っています。生半可な気持ちで出来るものではありません。全身全霊で挑みたいと思います。劇場にてお待ちしております」と思いを述べた。
「ハムレット」埼玉公演のチケット発売は来年2月を予定しており、埼玉公演のあとにはツアー公演も行われる。なお彩の国シェイクスピア・シリーズ2ndでは、2025年に「マクベス」、2026年に「リア王」の上演を予定している。
彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd Vol.1 舞台「ハムレット」PV
彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd Vol.1「ハムレット」
2024年5月
埼玉県 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
※ほかツアー公演あり。
作:
翻訳:小田島雄志
演出・上演台本:
キャスト
ハムレット役:
クローディアス役:吉田鋼太郎
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昭和マダムワンダー @Madam_wander
吉田鋼太郎の彩の国シェイクスピア・シリーズ2ndが「ハムレット」で始動、主演は柿澤勇人(コメント / 動画あり) https://t.co/TGPPJResb4