初日を終え、演出の栗山は「劇中にある『世界中が見つめている。耳を澄ましている』など自由社会への渇望を求めるセリフが、登場人物たちの熱い行動とともに、今のこの不穏で愚劣な世界に強く響くのです。この一つの劇で、何が可能か。みんなの心に深く刻まれますように」とコメント。
森田は「見れば見るほど発見がある作品なので、できれば何回も見てほしい。自分としても、もっともっとやっていたいと思えるお芝居です」と語り、三浦は「私たちもエネルギーをつかいますが、お客様もエネルギーをつかいますよね。皆様が集中して見てくださっているというのが舞台上にも伝わってきました。はじまったばかりなのでここからまた気を引き締めて演じていきたいです」と観客にメッセージを送った。
愛知公演は昨日10月29日に終了。本作はこのあと、11月3日から5日まで福岡・キャナルシティ劇場、10日から12日まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、15日から26日まで東京・新国立劇場 小劇場で上演される。
栗山民也コメント
穏やかで、なんとも心地よい豊橋の芸術劇場で初日を迎えました。客席のやわらかだった空気も、物語が進むにつれ何か熱い一つの塊になっていくようでした。いろんなものがギュッと詰まった19世紀末の物語です。いろんな人がいて、いろんな風景が広がり、いろんな感情が物語を右左へと強く揺さぶるように動かしていきます。
劇中にある「世界中が見つめている。耳を澄ましている」など自由社会への渇望を求めるセリフが、登場人物たちの熱い行動とともに、今のこの不穏で愚劣な世界に強く響くのです。この一つの劇で、何が可能か。みんなの心に深く刻まれますように。
森田剛コメント
稽古が始まってからあっという間であり、やっと初日というような感じでもあります。
お客様に届いているという実感があり、他の出演者の方たちの熱もあがっていくのを感じ、自分としても心が動く瞬間がみつけられたので、毎回その瞬間を汲み取っていきたいです。これから福岡、兵庫と重ねて東京で演じる時はまたどんどん変わっていくと思います。見れば見るほど発見がある作品なので、できれば何回も見てほしい。自分としても、もっともっとやっていたいと思えるお芝居です。
三浦透子コメント
無事に(初日が)終わってまずは一安心しました。
半年ぶりに人前でお芝居をしたのですが、いい作品でリスタートさせていただけたこと、感謝しています。学ぶことが多すぎる作品で、学びたいと思えることがまだまだある。あらためて自分はお芝居が好きなんだと実感しました。
私たちもエネルギーをつかいますが、お客様もエネルギーをつかいますよね。皆様が集中して見てくださっているというのが舞台上にも伝わってきました。はじまったばかりなのでここからまた気を引き締めて演じていきたいです。
「ロスメルスホルム」
2023年10月28日(土)・29日(日)※公演終了
愛知県 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
2023年11月3日(金・祝)~5日(日)
福岡県 キャナルシティ劇場
2023年11月10日(金)~12日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
2023年11月15日(水)~26日(日)
東京都 新国立劇場 小劇場
原作:
脚色:ダンカン・マクミラン
翻訳:浦辺千鶴
演出:
出演:
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いぶりがっこ。 @Noel_is_Louvre
初日行った舞台、大好きで憧れの栗山民也さんと同じ劇場でロスメルやレベッカの生きている世界を観ていたと思うと泣きそうになってる栗山民也さんオタク初心者。 https://t.co/VSuT1kRPvc