「立川立飛歌舞伎特別公演」開幕、宙乗り初披露の市川青虎「ぜひ現地で味わって」

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立飛グループ創立100周年記念事業「立川立飛歌舞伎特別公演」が、本日10月25日に東京・TACHIKAWA STAGE GARDENで開幕した。

立飛グループ創立100周年記念事業「立川立飛歌舞伎特別公演」チラシ表

立飛グループ創立100周年記念事業「立川立飛歌舞伎特別公演」チラシ表[拡大]

これは、2020年にオープンしたTACHIKAWA STAGE GARDENで、初めて行われる歌舞伎公演。今回は「義経千本桜」の“忠信篇”として、二段目より「伏見稲荷鳥居前」、四段目より「道行初音旅」「川面法眼館」と、源九郎狐が活躍する場面が上演される。「伏見稲荷鳥居前」では佐藤忠信実は源九郎狐役で中村鷹之資、源義経役で市川笑三郎、静御前役で市川笑也、「道行初音旅」では佐藤忠信実は源九郎狐役で市川團子、逸見藤太役で市川猿弥、静御前役で中村壱太郎が出演。また“市川青虎宙乗り狐六法相勤め申し候”と冠された「川連法眼館」では、佐藤忠信 / 忠信実は源九郎狐を市川青虎、静御前を壱太郎、亀井六郎を鷹之資、川連法眼を市川寿猿、川連法眼妻飛鳥を笑也、源義経を市川笑三郎、横川覚範実は能登守教経を市川中車が勤める。

同公演で青虎は、初めて宙乗りを披露。青虎はその実感を「立川ステージガーデンは客席が縦に長く天井の高い劇場なので、あまりの高さと距離に宙乗りテストの時は半分で『もういい!』と思ってしまいました(笑)。ですが、役として演じてみると芝居空間の広がりを感じ、ここでお客様とどのような時間を共有できるのか楽しみになりました。劇場内部が黒で統一されたシックな空間に舞台が額縁のように浮かび上がる味わいは独特ですので、ぜひ現地で味わっていただきたいと思います」と語り、さらに「左右に設置されたLEDビジョンの映像はとてもきれいで、自分の席とは違う角度の姿やアップが映し出され、どこかライブコンサートのようでもあります」とコメント。また「歌舞伎は江戸時代の芝居小屋から近代的な劇場へと場所を移してきました。それを今、立川ステージガーデンで上演するのは令和なりの新たな形。どんなところにも対応できる歌舞伎の芸術性の高さを実感します。亡き師匠(二世市川猿翁)ゆかりの『義経千本桜 忠信篇』をここからまた新たな時代へとつないでいきたいと思います」と思いを述べた。

公演は11月28日まで。

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立飛グループ創立100周年記念事業「立川立飛歌舞伎特別公演」

2023年10月25日(水)~28日(土)
東京都 TACHIKAWA STAGE GARDEN

「三代猿之助四十八撰の内 義経千本桜 忠信篇」

監修:市川猿翁

序幕「伏見稲荷鳥居前」

出演
佐藤忠信実は源九郎狐:中村鷹之資
源義経:市川笑三郎
静御前:市川笑也

二幕目「道行初音旅」

出演
佐藤忠信実は源九郎狐:市川團子
逸見藤太:市川猿弥
静御前:中村壱太郎

大詰「川連法眼館 市川青虎宙乗り狐六法相勤め申し候」

出演
佐藤忠信 / 忠信実は源九郎狐:市川青虎
静御前:中村壱太郎
亀井六郎:中村鷹之資
川連法眼:市川寿猿
川連法眼妻飛鳥:市川笑也
源義経:市川笑三郎
横川覚範実は能登守教経:市川中車

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読者の反応

小谷由果 @cotaniyuca

やっぱり画像が一番充実しているのはナタリー。青虎さんの四の切宙乗りも、團子ちゃんの忠信のお写真も!
#立川立飛歌舞伎 #義経千本桜 https://t.co/6y8tMP6sUu

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