これぞテノヒラサイズの「春の遺伝子」、テノヒラサイズ4年ぶりの上演

2

25

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 8 14
  • 3 シェア

テノヒラサイズ 19thPerformance「春の遺伝子」が去る10月20日に大阪府 in→dependent theatre 2ndにて開幕した。

テノヒラサイズ 19thPerformance「春の遺伝子」表より。

テノヒラサイズ 19thPerformance「春の遺伝子」表より。

大きなサイズで見る(全7件)

テノヒラサイズ 19thPerformance「春の遺伝子」より。

テノヒラサイズ 19thPerformance「春の遺伝子」より。[拡大]

これはテノヒラサイズにとって4年ぶりの本公演。今回は作劇を、岡山県在住で現役の口腔癌研究者である河合穂高が手がけ、演出を小山裕暉が担当。出演者にはあだち理絵子川添公二、木内義一、田所草子、松木賢三、湯浅崇、そして近藤輝一が名を連ねた。

テノヒラサイズ 19thPerformance「春の遺伝子」より。

テノヒラサイズ 19thPerformance「春の遺伝子」より。[拡大]

開幕に際して劇団は「テノヒラサイズでしかできない「春の遺伝子」になったと自負しています」とコメント。河合は作品について「同劇団の今までの作風と毛色が異なるように感じたからです。しかし、いざ演じてみると、7人の役者がユーモラスに演じ分け組み立てる世界は、まさにテノヒラサイズの『ウェルメイドなプレイ』そのものです」とコメントした。公演は本日10月22日まで。

テノヒラサイズ 19thPerformance「春の遺伝子」より。

テノヒラサイズ 19thPerformance「春の遺伝子」より。[拡大]

テノヒラサイズ コメント

この脚本を初めて読んだ時の正直な感想は、躊躇いと戸惑いと困惑と。

「え? これを? テノヒラサイズで??」「SF? サイエンスミステリー?」

でも向き合えば向き合うほど、この脚本の難解さの虜になり、その面白さを実感。

そして難解なはずなのにお腹を抱えて笑ってしまうシーンが散りばめられて……テノヒラサイズでしかできない「春の遺伝子」になったと自負しています。

シリアスあり、笑いあり、これぞテノヒラサイズの「春の遺伝子」。

ぜひ劇場でご覧ください。

河合穂高コメント

「春の遺伝子」は、2020年度日本劇作家協会優秀新人戯曲賞の最終候補で、当時、近畿大学で話題になった、新しい臓器を作成する技術に着想を得て作られた作品です。選考会では、専門用語を使いながらも分かりやすく組み立てられたストーリーが評価され次点に残ることができました。この度、テノヒラサイズの本公演に選んで頂けると聞き驚きました。同作は、同劇団の今までの作風と毛色が異なるように感じたからです。しかし、いざ演じてみると、7人の役者がユーモラスに演じ分け組み立てる世界は、まさにテノヒラサイズの「ウェルメイドなプレイ」そのものです。選んで頂いた理由がよく分かりました。この意外な組み合わせから起こる化学反応を、是非会場でご覧ください。

この記事の画像(全7件)

テノヒラサイズ 19thPerformance「春の遺伝子」

2023年10月20日(金)~22日(日)
大阪府 in→dependent theatre 2nd

作:河合穂高
演出:小山裕暉
出演:あだち理絵子川添公二、木内義一、田所草子、松木賢三、湯浅崇 / 近藤輝一

全文を表示

読者の反応

  • 2

テノヒラサイズ @tenohira_size

ステージナタリーさんが初日の様子を上げてくださいました。
ありがとうございます🙇

本日の最終日。
13時の回、17時の回ともに、開演の4時間前までWEBにてご予約承っております。

🔻ご予約はコチラまで🔻
https://t.co/Ck94XR4tPC https://t.co/LPAZl1VR0z

コメントを読む(2件)

河合穂高のほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 河合穂高 / あだち理絵子 / 川添公二 / 湯浅崇 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします