Noism×鼓童「鬼」が、12月から来年1月にかけて新潟・神奈川・岡山・熊本で再演される。
Noism×鼓童「鬼」は、新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館の専属舞踊団・
公演では、Noismによる「お菊の結婚」を同時上演。「鬼」と同じく金森が演出振付を担う本作では、イーゴリ・ストラヴィンスキーの音楽が用いられる。なお熊本公演では「お菊の結婚」の代わりに、鼓童による特別コンサートが披露される予定。
再演に際し、Noism国際活動部門芸術監督の
公演は12月15日から17日までりゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場、来年1月13・14日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 ホール、20日に岡山・岡山芸術創造劇場ハレノワ 大劇場、25日に熊本・市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館) 大ホールにて。なお新潟公演では、各回終演後に約30分間のアフタートークが開催される。
井関佐和子コメント
この度、2022年夏に世界初演を迎えた「鬼」を再演することを決めました。
前回公演では、鼓童との初共演ということで、チケットが早い段階で完売となってしまい、ご覧頂けなかった方々もたくさんいらっしゃり、再演を嘱望されていましたし、私自身の舞踊家としての経験も踏まえた上で再演を早い段階でしたいという思いもありました。
その理由は、メンバーの入れ替わりが早いNoismでは、「再演」と言っても、メンバーには「初演」という形が近年多くなってきています。初演を経験した者のみが得られる再演の醍醐味をメンバーに経験して欲しいと思いました。
そして再演というと録音音源でのものが通常ですが、今回再び鼓童の生演奏で公演できることを嬉しく思っています。
太鼓の響き。耳だけで聴こえるのではなく、身体の奥の奥に響いて震えてくる音。奏者の秘めた圧倒的なエネルギー。それらを身体化して舞台に表出させる舞踊家。
お互い既に経験した作品であっても、前後際断、緊張感を持って生きることで、新たな響きと新たな身体が生まれ、融合することを信じています。
現代の舞踊界では、「再演」にあまり重きを置かない風潮がある様に感じます。しかし歴史的に見ても、芸術作品が消費社会に属するものではなく、永続可能な存在であることは明白で、Noismとしても受け継がれていくものを残していきたいと常々思っています。
初演をご覧になった方も、鼓童メンバーも、Noismメンバーも、もうあの時と同じではありません。今は記憶の中だけに存在する「作品」を、また舞台上に蘇らせ、初めてご覧になる方達と一緒に「作品」を残していければと思っています。
Noism×鼓童「鬼」
2023年12月15日(金)~17日(日)
新潟県 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場
2024年1月13日(土)・14日(日)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 ホール
2024年1月20日(土)
岡山県 岡山芸術創造劇場ハレノワ 大劇場
2024年1月25日(木)
熊本県 市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館) 大ホール
「お菊の結婚」
演出振付:
音楽:I.ストラヴィンスキー(録音使用)
衣裳:堂本教子
出演:Noism0、Noism1
Noism×鼓童「鬼」
演出振付:金森穣
音楽:原田敬子
演奏:太鼓芸能集団
衣裳:堂本教子
出演:Noism0、Noism1
※熊本公演では「お菊の結婚」の上演はなし。鼓童による特別コンサートが予定されている。
※初出時より、本文の内容を変更しました。
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Noism Company Niigata(ノイズム) @NoismPR
ステージナタリーにて、Noism×鼓童『鬼』(https://t.co/13QvpByNEC)の公演情報を掲載していただきました。
新潟公演・神奈川公演・岡山公演はチケット発売中です!(※熊本公演は10/29(日)販売開始)
初演をご覧になれなかった方も、リピート鑑賞も大歓迎です!是非お越しください✨ https://t.co/CBccu9D4rF