昨日10月10日にスタートした関西テレビ(カンテレ)・フジテレビ系のテレビドラマ「時をかけるな、恋人たち」の初回当日合同取材が昨日10日に行われた。合同取材には出演者の
ヨーロッパ企画の上田誠が脚本を手がける「時をかけるな、恋人たち」は、仕事では“辻褄合わせ”が得意だが、恋となると、あらゆる“一線”を越えられない現代人・常盤廻(吉岡)と、未来からやってきたタイムパトロール隊員・井浦翔(永山)の関係を描くSFラブコメディ。2人は、時をかけてやって来る恋人たちを取り締まりながら、時空を超えた本気の恋をして……。
吉岡は「新しいドラマを作りたいという思いでスタートした作品です。1話から最終話まで、脚本の上田誠さんによる伏線が張り巡らされていて、ワクワク感がこみ上げる内容になっているはず」と紹介。永山は未来人という特殊な役を「今まで自分が俳優をやってきた中で一番難しかった役」と吐露し、作品について「辻褄合わせをしなければいけないということが、人間にとってどれだけ窮屈なのか、人の気持ちを動かすというのがどれだけ難しいかということを感じました」と語った。
上田が書き下ろした脚本について、印象に残っているセリフを聞かれると、2人は「もう、すごい台本だよね」とうなずき合う。吉岡は「私は、6話で自分(廻)のお父さんとお母さんの恋、どうやって自分が生まれたかを見に行くシーンがあって、それがすごく面白い。自分が生まれた奇跡のようなものや、自分がここで生きていることの不思議さみたいなものを、きっと感じられると思います。親と遭遇した廻が、過去のお父さんに『お前、娘みたいなこと言ってんじゃねえよ』と言われるシーンが、すごく好きです」と話した。
視聴者へのメッセージを求められた永山は「この作品は吉岡里帆と永山瑛太の代表作になる!」と断言し、「僕の役者人生の中で一番の作品。吉岡里帆と永山瑛太の今回の爪跡の残し方はすごかったです」と会場を盛り上げる。吉岡は「1クールに30本以上あるテレビドラマの中から選んでもらわなきゃいけない時代だと思うんですけど、ほかの作品と比べて、ここがほかと違うとか、ここが突出しているとかではなく、この作品はもう全部違う! これまでの歴代ドラマと競う、というくらい、見たことがないものを届けたいというチームの気概が詰まっています。もしかしたら『本当になんなんだこれは!?』ってなるかもしれないですけど、そのときはそのとき。時代が合わなかったってことで(笑)」とおちゃめに話した。
「時をかけるな、恋人たち」は毎週火曜日23:00に放送。なお、第2回は10月17日23:15にオンエアされる。
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【会見レポート】この作品は“全部違う”!吉岡里帆と永山瑛太が上田誠脚本「時をかけるな、恋人たち」アピール
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