これは、去る10月6日から9日まで東京・天王洲運河一帯で行われた、アートとカルチャーの祭典「MEET YOUR ART FESTIVAL 2023『Time to Change』」内の企画で行われたもの。森山は、ピントが振付・演出を手がけ、2013年に上演された「100万回生きたねこ」に出演して以来、彼女とのクリエーションを重ねてきた。森山はピントの印象を「母のような人でもあり、大きな愛にあふれた人。振付家というより、総合芸術的に作品を制作する。いろいろな視点で作品を構築していくところに刺激を受けた」と話し、ピントは森山の印象を「彼の血管には芸術が流れている」と表現した。
ピントは、自身が演出・振付・美術を手がける「ねじまき鳥クロニクル」の稽古のために来日中。村上春樹の同名の長編小説を原作とした本作は、2020年に初演され、今回が再演となる。森山がピントに「再演でも、新たなデベロップメントがあるのでは?」と問いかけると、ピントは「再演とは作品を深めること。(初演で)やるべきだったことが明確になってきている」と述べる。さらに「原作者に対して忠誠心を持ちつつも、新しい側面を届けたい。才能豊かなアーティストたちが一堂に会していますし、いろんなアートの形が結集した世界を、是非体験してほしい」と来場を呼びかけた。
「MEET YOUR ART FESTIVAL 2023『Time to Change』」
2023年10月6日(金)~9日(月・祝)※終了
東京都 天王洲運河一帯
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結衣 @M6PGDbAqQpvFIjJ
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