松本幸大「エドマンドとしてしっかりと生きたい」、CEDAR「夜への長い旅路」開幕

松本幸大らが出演するCEDAR Produce「夜への長い旅路」が、本日9月16日に東京・すみだパークシアター倉で開幕した。

「夜への長い旅路」は、劇作家ユージン・オニールの遺作。劇中では、オニール自身の家族の姿を描いた自伝劇が展開する。1912年の夏、父が旅回りの俳優であるタイロン一家は、霧が立ち込める海沿いの別荘に滞在していた。それぞれ精神的な痛みを抱える家族たちは、互いに疑惑や不信感を募らせていき……。

CEDARは、2017年にプロデュース公演第1弾として本作を上演。このたび第1弾と同じく松森望宏の演出で、リバイバル公演を行う。オニール自身がモデルとされる、身体が弱く知的な次男エドマンドを松本が演じるほか、妄想に取りつかれたモルヒネ中毒の母メアリー役を彩輝なお、アルコール依存症の長男ジェイミー役を桧山征翔、金銭に執着しながらも、家族を一番に考える父ジェイムズ役を長谷川初範、お人好しの第二女中キャスリーン役を越後静月が演じる。

開幕に際し松本は「日々の稽古でキャスト同士・演出の松森さんと沢山話し合い、毎日考えて作り上げた作品を皆さんにお届けできること嬉しく思います！ この作品は有名な作品であり演劇界でも沢山の方々に愛されている作品なので……ユージン・オニールファンの方々や演劇ファンの方々にも僕たちの“夜への長い旅路”を知っていただき、ぜひ多くの方々に観ていただきたいです。キャスト・スタッフの皆さんと共に1公演1公演を大切に千穐楽までエドマンドとしてしっかりと生きたいと思います。応援よろしくお願いします」と呼びかけた。

彩輝は「生きていくうえでの人間味や愛、希望が観客の皆様の心に届きますように。客席と一体となった空間をお楽しみくださいませ」、長谷川は「観劇して下さる皆様がこの感動と共に是非とも心底感動し、感激し喜んで頂きますようにと祈りを込めて公演いたします」とコメントした。

公演は9月24日まで。19日と22日公演、20日13:00開演回では、キャストによるアフタートークが開催される。

松本幸大コメント

エドマンド役を務めさせていただきます！

松本幸大です。

「夜への長い旅路」が開幕します。

日々の稽古でキャスト同士・演出の松森さんと沢山話し合い、毎日考えて作り上げた作品を皆さんにお届けできること嬉しく思います！

この作品は有名な作品であり演劇界でも沢山の方々に愛されている作品なので……

ユージン・オニールファンの方々や演劇ファンの方々にも僕たちの“夜への長い旅路”を知っていただき、ぜひ多くの方々に観ていただきたいです。

キャスト・スタッフの皆さんと共に1公演1公演を大切に千穐楽までエドマンドとしてしっかりと生きたいと思います。

応援よろしくお願いします。

彩輝なおコメント

いよいよ開幕いたしました！ この作品に出会えたことを心より感謝しております。誠心誠意、役に捧げます。ここまで積み重ねてきたことを大切にスタッフそして家族の皆様と力を合わせて、夜への長い旅路を歩んで参りたいと思います。生きていくうえでの人間味や愛、希望が観客の皆様の心に届きますように。客席と一体となった空間をお楽しみくださいませ。劇場でお待ち申し上げております。

長谷川初範コメント

さぁて初日が開けました。

この作品の稽古に入ってから痛切に感じたのは、この偉大な劇作家ユージン・オニールの作品が余りにも綿密で精度が高く膨大な分量に正直これを引き受けた事に後悔をしました。笑

まさにマッターホルン登頂に挑戦することに等しいくらいの、我々の前に神々しく聳え立つ偉大な作品に足が竦む思い。

今回同行する共演者、演出家スタッフ達と共に真摯に勇気を持って一歩一歩粘り強く登頂を致しました。

あらためて米国近代演劇の父と云われるユージン・オニールの偉大さを実感する旅だったと思っています。

観劇して下さる皆様がこの感動と共に是非とも心底感動し、感激し喜んで頂きますようにと祈りを込めて公演いたします。