「『チェンソーマン』ザ・ステージ」が本日9月16日に東京・天王洲 銀河劇場で開幕。これに先駆け昨日15日、初日前会見と公開ゲネプロが行われた。
本作は
梅津は「言葉では語り尽くせない」と熱い思いをあらわにしつつ、「僕は銀河劇場に来るのが久しぶりでしたが、妙に狭く感じました。それほど舞台上の熱量やそれが伝播する力、登場人物1人ひとりが抱える思いがものすごい作品です」と語った。甲田は「舞台初出演ということで最初は不安もありましたが、先輩方がいろいろと優しく教えてくれてここに立てています。パワーは笑っているシーンがいっぱいあるので、お客様にも私の出演シーンで笑っていただけたら」と意気込む。
平野は「大がかりな舞台ですが、かなりマンパワーを使っています。スタッフ・キャストが走り回って作り上げているので、細かい部分までしっかり観てもらえたらうれしい」と話す。また平野はマキマ役について「原作やアニメ版のイメージを超える演出をしていただき、かなりの鳥肌が立つ見せ場があります。マキマが初めて能力を発動するシーンは、ぜひ『ゴクリ……』という感じで観ていただけたら(笑)」と期待をあおった。
「稽古はすごく楽しかったよね?」と4人に投げかけた松崎は、大きくうなずく彼らを見て「いつものみんなはキャッキャ言っているんですけど、ここまで落ち着いている4人は初めて(笑)」と言って場を和ませる。続けて本作について「キャスト・スタッフが全員素晴らしく、最初から全力でこの作品にかけてくれていた。いよいよお見せできるのが非常にうれしい。本作は、2.5次元演劇、ひいては演劇を次のフェーズに進める“狼煙”になる作品だと思っています。それは本番での面白さで証明されると思うので、ぜひ皆さんに観ていただきたいです」と自信を口にした。舞台化にあたり大切にしたことを問われると、松崎は「原作はあまりにも面白く、面白くない瞬間がない。なので我々も“面白くない瞬間がない”ように作りました」と言葉に力を込めた。
記者から「一番ハマり役のキャストは?」と問われた土屋は「これ以外のキャスティングが見つからないくらい、ハマってない人がいない」と回答。「役と一番ギャップがある人は?」という質問が飛ぶと、土屋以外全員が土屋を指差した。土屋は「僕は少しでも気を抜くと真面目になり、デンジらしくなくなってしまう。常日頃、口を開けてボケーっとするよう心がけていたので、そう思っていただけてうれしい」と笑顔を見せた。
会見中盤では松崎が登壇者4人について言及する場面も。甲田について松崎は「初舞台だと思えないくらい度胸があって、最初からずっとパワーだった」と称賛。梅津については「今はウィッグをかぶっていますが、かぶっていないときもアキくん。こんなに美しい男がいるのかと(笑)」と述べつつ、俳優としては「演劇と表現がすごく好きなんだなというのが、演技の端々から伝わってくる。その魅力が出る作品で(梅津と)出会えて良かった」と振り返った。
平野について松崎は「観たらびっくりすると思うんですが、やはり役柄への理解度と解像度の高さが常人のものではない。(マキマは)いくつもの道を極めてきた平野さんが今表現するのにふさわしい役柄だったなと。出会ってくれてありがとうございます」と感謝を述べる。最後に土屋について「僕たちだけのものにしておきたいくらいデンジそのもの。それは彼自身がもともとデンジらしいからではなく、クレバーだから。演出の意図をくみ、周りの俳優とセッションする。その点で、近年類を見ないほど能力が高い俳優」と褒めちぎった。
また、このたび本作のBlu-ray / DVDが来年4月12日に発売されることが決定した。Blu-ray / DVDには本編映像、全景映像、キャストスペシャル座談会が収録される。
上演時間は休憩含む約3時間10分。東京公演は10月1日まで行われ、その後、6日から9日まで京都・京都劇場で上演される。なお既報の通り初日と千秋楽公演がDMM TVでライブ配信される。
「『チェンソーマン』ザ・ステージ」
2023年9月16日(土)~10月1日(日)
東京都 天王洲 銀河劇場
2023年10月6日(金)~9日(月・祝)
京都府 京都劇場
原作:
脚本・演出:
音楽:
振付:HIDALI
キャスト
デンジ:
早川アキ:
パワー:
姫野:
東山コベニ:
荒井ヒロカズ:
岸辺:
チェンソーマン:夛田将秀、仲宗根豊
サムライソード:
マキマ:
ポチタ:
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KOCHO @koch0
舞台「チェンソーマン」の美術、少女ヨルハの美術もしてた松生 紘子さんだ!
感じたわ。 https://t.co/9OQWjWZ77a