第15回伊丹十三賞贈呈式が9月1日に東京・国際文化会館で開催され、受賞者の
伊丹十三賞は、さまざまな分野で才能を発揮した
贈呈式ではまず、選考委員の
その後、三谷作・演出による「ショウ・マスト・ゴー・オン」を伊丹が観劇した際のエピソードや、三谷の監督作「ラヂオの時間」の撮影現場に伊丹が訪れた話、三谷が伊丹の自宅を訪問した話など、さまざまな思い出話を披露しつつ、「伊丹さんは、当時の僕のように若い人間の言葉にも耳を傾けてくれる優しい方でした。伊丹さんがアドバイスしてくださった、『映画というものは、スクリーンに映っているものがすべてだから、君はずっとモニターだけを見ていなさい』という言葉を今でも大切にしています」と述懐。「僕は今、映画の撮影をしているのですが、現場ではモニターから目を離さず、若いスタッフの声には必ず耳を傾けるようにしています。僕は伊丹さんが大好きです。ですので、伊丹さんの名前がついたこの賞をいただけて本当にうれしい。このたびはありがとうございました」と喜びを語った。
質疑応答に入り、報道陣から「自身にとって伊丹十三賞はどのような賞か?」と問われた三谷は「僕の知り合いが受賞することが多かったので、毎年伊丹十三賞の受賞者が発表されるたびに、『なんで僕じゃないんだろう?』という思いが少しだけありました。清水ミチコさんが受賞したとき、一番それを感じました(笑)」とちゃめっ気たっぷりに答え、会場の笑いを誘う。
また、自身が主宰する劇団・東京サンシャインボーイズが充電期間に入ってから来年で30年になることに触れ、「30年後にもう一度みんなで集まって『リア玉』をやると、半ば冗談で宣言してしまったのですが、何らかの形で実現できればいいなと考えています」と構想を明かした。
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八嶋智人 @meganeouji840
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