死と生の隙間から明るく狂おしく、演劇集団 円「ヨーコさん」スタート

演劇集団 円「ヨーコさん」が昨日8月26日に東京・吉祥寺シアターで開幕した。

「ヨーコさん」は、角ひろみが作・演出を手がける新作公演。本作は、「夜汽車にのった子どもたち」「自転車ブタがやってきて」など、演劇集団 円に舞台作品を書き下ろした作家・佐野洋子にオマージュを捧げるものとなり、独特な生死観を持つ佐野の感情や人物像に迫る。

開幕に際し角は「創立48年の演劇集団 円の公演史上で断然一番、歌も音楽も踊りも多いそうです。私はあれもこれも会話だと思ってます」と言い、「死と生の隙間から明るく狂おしくお送りする『ヨーコさん』。演劇集団 円ファンの皆様には、ひと味違う新たな円を、佐野洋子ファンの皆様には、本には載っていない別の顔のヨーコさんを、双方初めての皆様にも、存分に楽しんで哀しんで味わっていただけますように」とコメントした。

ヨーコさん役を、演劇集団 円の新代表・谷川清美が演じ、そのほかの出演者には、小川剛生、岩崎正寛、手塚祐介、石原由宇、大橋繭子、清水透湖、清水一雅子、徳永夕夏、中野風音が名を連ねた。上演時間は約1時間50分、公演は9月3日まで。

角ひろみコメント

創立48年の演劇集団 円の公演史上で断然一番、歌も音楽も踊りも多いそうです。私はあれもこれも会話だと思ってます。西井夕紀子さん作曲の心に触れるいいメロディと、白神ももこさんによるユーモア溢れる振付と、新代表・谷川清美さんはじめとする円の多彩なキャストで、死と生の隙間から明るく狂おしくお送りする「ヨーコさん」。

演劇集団 円ファンの皆様には、ひと味違う新たな円を、

佐野洋子ファンの皆様には、本には載っていない別の顔のヨーコさんを、

双方初めての皆様にも、存分に楽しんで哀しんで味わっていただけますように。キャスト、スタッフ一同、お客様とヨーコさんとの出会いを楽しみにしています。どうか劇場へ観にいらしてください。