和田琢磨・希代彩・桧山征翔が織りなす、CEDAR「逃亡」幕開け

和田琢磨、希代彩、桧山征翔が出演するCEDAR「逃亡」が、7月26日に東京のOFF・OFFシアターで開幕した。

CEDARによるプロデュース作品の第10弾。今回は、華人として初めてノーベル文学賞を受賞した高行健による「逃亡」が、瀬戸宏の翻訳、松森望宏の演出により上演される。

舞台はとある共産国家。人々に慕われた1人の政治家が死に、追悼のために若者たちが広場に集まり始める。追悼集会は徐々に姿を変え、人々は政治の腐敗を声高に叫び始めた。民主化を求める若者たちのデモは次第に大きくなっていったが、軍の弾圧によりデモ隊に銃声が響く。青年（桧山）と娘（希代）は銃弾を逃れて必死に逃走し、暗く湿った倉庫に逃げ込む。そこに自称作家の中年（和田）がやってきて……。

公演は7月30日まで行われる。一部公演ではアフタートークが開催され、ゲストとして27日19:00開演回に本作の翻訳を手がけた摂南大学の瀬戸宏名誉教授、28日14:00開演回に谷佳樹、30日13:00開演回に堤幸彦が登壇。また28日19:00開演回、29日18:00開演回では出演者によるクロストークが展開する。