劇団☆新感線「天號星」早乙女太一が古田新太に宣戦布告「愛を持って仕留めます」

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劇団☆新感線43周年興行・秋公演 いのうえ歌舞伎『天號星』」の製作発表が、本日7月20日に東京都内で行われた。

「劇団☆新感線43周年興行・秋公演 いのうえ歌舞伎『天號星』」製作発表の様子。

「劇団☆新感線43周年興行・秋公演 いのうえ歌舞伎『天號星』」製作発表の様子。

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劇団☆新感線の最新作となる「天號星」では、元禄の大江戸八百八町を舞台にした物語が展開。口入屋の藤壺屋主人・半兵衛(古田新太)は、裏では悪党を始末する“引導屋”の元締めとして知られるが、実は真の元締めは女房のお伊勢だった。ある時、金さえ積めば誰でも斬り殺す“狂犬”こと、はぐれ殺し屋の宵闇銀次(早乙女太一)が、裏稼業の独占を目論む黒刃組の依頼を受け、半兵衛を殺そうとするが、天號星の災いか、雷が2人を直撃し、2人の身体が入れ替わってしまう。そこへ銀次を追って、上州から人斬り朝吉(早乙女友貴)もやって来て……。

中島かずき

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会見には作劇の中島かずき、演出のいのうえひでのり、出演者の古田、早乙女太一、早乙女友貴、久保史緒里高田聖子粟根まこと山本千尋池田成志が出席。脚本の中島は、ビジュアルが公開された際に本作について「池波正太郎風『君の名は。』という趣向」と語っていた。中島は「新感線では必殺シリーズ(編集注:闇のアウトローを描く人気時代劇シリーズ)のパロディをやってきましたが、ネタものになりがちでした。今回は池波先生の『闇の狩人』のような世界観をもとに、いつもの感じで楽しめる新感線作品になればと思います」とコメント。

いのうえひでのり

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演出のいのうえは、殺陣の名手である早乙女兄弟と、中国武術の大会で優勝経験を持ち、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でのアクションも話題になった山本の共演に触れて「間違いなくチャンバラが見せ場」と話す。東京・THEATER MILANO-Zaでの公演については「舞台が狭いので、客席にガンガン降りてもらおうかと。結構疲れると思うので心配している」と回答。古田から「やらせなきゃいいじゃない!?」と声が上げると、いのうえは「……気を付けましょう!」とうなずいて登壇者たちを笑わせた。

指ハートを作る古田新太。

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古田は「チャンバラ、チャンバラと言われているけど、戦う気はありません(笑)」と切り出し、「『なんでうちの娘より年下の友貴と戦わなきゃいけないんだ』『太一と入れ替わるって不自然だろ』とか、たくさん文句があります。でもしーちゃん(久保)、ちーちゃん(山本)と初めて共演できるのは楽しみです」と微笑んだ。

早乙女太一

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早乙女友貴

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子供の頃から古田の殺陣を観てきたという早乙女太一は「僕は古田さんを勝手に師匠だと思って観てきました。それから10数年経ち、古田さんを仕留める時が来た(笑)。愛を持って仕留めます」と不敵な笑みを浮かべる。早乙女友貴も兄の言葉に「ようやく古田さんと刀を交えられる」と続け、「台本には、僕と古田さんが戦う場面で『殺陣を2・3手』と指定があった。もう少し戦いたいです!」と気合十分な表情を浮かべた。

久保史緒里(奥)

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神降ろしのみさき役を演じる久保は、劇団☆新感線の作品について「客席で劇団のエネルギーを直に浴びると、その力でその後何日もがんばれます」と語り、「乃木坂46で活動しているときとは、また違う自分を見せたい」と言葉に力を込める。

高田聖子

高田聖子[拡大]

みさきの母である渡り占いの弁天役を務める高田は「読み合わせのあと、村木よし子に『聖子さん、声老けたなあ』と言われました」と笑い、久保や山本といった若手たちに「皆さんのお母さんより年上かもしれませんが、私のことはだいぶ年上の友達だと思ってください!」とメッセージを送った。

粟根まこと

粟根まこと[拡大]

自身が演じる明神甲斐守忠則を「悪徳奉行です」と言う粟根は「池田成志さん演じる悪徳商人との絡みしかなくて寂しい」と胸の内を明かし、若手出演者に「若さで引っ張っていただき、我々に楽をさせてください。お気を付けてがんばってくださいませ!」と冗談交じりにエールを送った。

山本千尋

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早風のいぶき役の山本は、上京して最初に観た舞台が「劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season鳥」だったという。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で小栗旬、梶原善といった劇団☆新感線経験者と共演した山本は「皆さんに『新感線に出ます』と報告したら『ああ……がんばってね……』みたいな反応で、大変さが伝わってきた(笑)。私はアスリート生活も長かったですし、『大丈夫だった!』と胸を張れるようがんばります」と笑顔を見せた。

池田成志

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白浜屋真砂郎役の池田は劇団☆新感線作品の常連。いのうえが「台本にはギャグがほぼありませんが、池田くんがいるので稽古でネタがこぼれ出てきそう」と水を向けると、池田は真顔で「ございません。今回は真面目に、池波正太郎風に、渋いトーンで3時間やります」と回答。これを聞いた粟根が即座に「うそをつけ!!」とツッコミを入れ、一同を笑いで包んだ。

会見では早乙女兄弟が「相手が兄弟だと殺陣の感覚は違うか?」という質問に答える場面も。早乙女太一は「相手が弟だと『(武器が)当たってもいいや』と思います」と即答して報道陣の笑いを誘い、早乙女友貴も「兄はめちゃくちゃ刀を当ててきます(笑)。兄弟だからこそ遠慮なく、あれだけの速さで殺陣ができるのかも」と話す。これを受けた早乙女太一も「お互い呼吸が読めるので、特別さはありますね」とうなずいた。

左から早乙女友貴、古田新太、早乙女太一。

左から早乙女友貴、古田新太、早乙女太一。[拡大]

また早乙女兄弟が劇団☆新感線にそろって参加するのは、2014年の「蒼の乱」以来。早乙女友貴は「2人ともあの頃よりもいろいろ経験しています。兄とは劇団朱雀でも共演していますが、今回の新感線はまた違った感じになるはず」と述べ、早乙女太一も「また兄弟で出られるのはやはりうれしいです。僕も30歳を過ぎて体力に衰えを感じていますが、先日の朱雀公演でウォーミングアップできたので、万全の状態で古田さんを倒します」とコメント。これを聞いた古田は「こっちは60近いんだよ! 31歳(の早乙女太一)に勝てるわけねえじゃねえか!!(笑)」と大声を出しつつ、「太一や友貴、ちーちゃんの戦いを観られるのは、アクション好きとしては楽しみですね」と、共演者に笑顔を向けた。

公演は9月14日から10月21日までTHEATER MILANO-Za、11月1日から20日まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで行われる。東京公演のチケットは7月30日10:00、大阪公演のチケットは9月18日10:00に販売スタート。

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「劇団☆新感線43周年興行・秋公演 いのうえ歌舞伎『天號星』」

2023年9月14日(木)~10月21日(土)
東京都 THEATER MILANO-Za

2023年11月1日(水)~20日(月)
大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:古田新太早乙女太一早乙女友貴 / 久保史緒里高田聖子粟根まこと山本千尋 / 池田成志 / 右近健一、河野まさと、逆木圭一郎、村木よし子、インディ高橋、山本カナコ、礒野慎吾、吉田メタル、中谷さとみ、保坂エマ、村木仁、川原正嗣、武田浩二 / 藤家剛、川島弘之、菊地雄人、あきつ来野良、藤田修平、紀國谷亮輔、寺田遥平、伊藤天馬、米花剛史、武市悠資、山崎朱菜、本田桜子、古見時夢

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つっちー @nerori0218

古田新太さんアイナちゃんのTシャツ着てますねー https://t.co/yfQAX4Rl7T https://t.co/CmTcgegZ0y

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