「ME AND MY GIRL」は、1937年にイギリス・ロンドンで初演されたミュージカル。宝塚歌劇団では、1987年に剣幸率いる月組で初演されて以来、繰り返し上演されている。作中では、1930年代のロンドンを舞台に、下町で育った名門貴族の世継ぎの青年ウイリアム(ビル)が、一人前の紳士に成長するまでの様子が、恋人サリーとの恋模様を絡めながらロマンティックコメディとして展開。今回は、ビル役とジョン卿役を
合同取材会には水美、暁、舞空が登壇。専科に異動後、本作が初の舞台出演となる水美は「星組の皆さんとご一緒できること、そして頼もしい2人とこうして一緒にお仕事させていただけることを、うれしく思います」と、暁と舞空への信頼を言葉ににじませた。今回、水美と初共演する暁は「いつか共演させていただきたいと思っていましたが、(専科異動後)最初の公演でご一緒できて光栄です。楽しみながら舞台を作っていければ」と期待を寄せる。かつて水美と共に花組に在籍していた舞空は「水美さんとまた共演させていただけるご縁が夢のよう」と語りつつ、今回初めて暁とカップルを演じることに「今からとても楽しみで、幸せに思っております」と微笑んだ。
作品の魅力について、水美は「すごくハートフルな作品で、お客様が笑顔で楽しんでくださっているのが舞台からもわかります。あとはなんといっても、一幕ラストの『ランベス・ウォーク』の客席降り。今回、出演が決まってからは、廊下を『ランベス・ウォーク』で歩きそうになるぐらいハッピーな気分でした(笑)」とちゃめっ気たっぷりに述べる。
暁は、2013年に月組に配属されたとき、初めて出演した作品が「ME AND MY GIRL」であることを明かしつつ「(当時は)まだ舞台経験が少なく、作品を楽しむというよりは必死についていくので精一杯でした。今回、ビルとジョン卿の2役をさせていただくので、楽しみながら、コメディの世界観に自分も浸かって、子供心を忘れないようにやっていきたい」と意気込みを述べる。舞空は、ファンとして作品を何度も観てきたことを話し「いざ自分がサリーを演じるとなると、きっといろいろな壁が立ちはだかると思いますが、サリーの『ビルと一緒になんでもやってみよう』とする気持ちを自分自身とも重ねながら、作品の世界に思いっきり飛び込んでいきたいです」と語った。
最後に観客へのメッセージとして、水美は「待ちに待った博多座での公演。星組の皆様と一緒に、精一杯お稽古に取り組みます。客席でお会いできたらうれしいです」、暁は「大好きな博多座で、大作に挑みます。役替わりなどたくさんの挑戦もありますが、自分自身も成長できるように努めてまいります」、舞空は「素晴らしい大作ミュージカルに挑戦させていただけることを、心から光栄に思っております。これから大切にお稽古に励んでまいります」とそれぞれ思いを述べた。
公演は10月9日から11月2日まで福岡・博多座にて。チケットの一般販売は、8月19日にスタート。
宝塚歌劇星組「ミュージカル『ME AND MY GIRL』」
2023年10月9日(月・祝)~11月2日(木)
福岡県 博多座
作詞・脚本:L・アーサー・ローズ&ダグラス・ファーバー
作曲:ノエル・ゲイ
改訂:スティーブン・フライ
改訂協力:
脚色:小原弘稔
脚色・演出:三木章雄
出演:
博多座 @hakatazatheater
【『宝塚歌劇星組公演』メディア情報】
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