歌舞伎座新開場十周年「七月大歌舞伎」が、昨日7月3日に東京・歌舞伎座で開幕した。
昼の部は、鶴屋南北が「仮名手本忠臣蔵」をもとに書き上げた通し狂言「菊宴月白浪」で幕開け。1821年に初演された本作は、1984に三代目市川猿之助(現:市川猿翁)がスペクタクルな要素を盛り込み、約163年ぶりに復活上演したもの。劇中では、「仮名手本忠臣蔵」では憎まれ役の斧定九郎が、お家再興を目指す忠義者として描かれる。今回、定九郎を演じるのは
夜の部には、義太夫狂言「神霊矢口渡」、世話狂言「神明恵和合取組」(通称「め組の喧嘩」)、そして舞踊「鎌倉八幡宮静の法楽舞」がラインナップ。「神霊矢口渡」では、
「鎌倉八幡宮静の法楽舞」は、今年没後120年を迎える九世市川團十郎が制定した新歌舞伎十八番の1つ。本作には、團十郎、
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歌舞伎座新開場十周年「七月大歌舞伎」
2023年7月3日(月)~28日(金)
東京都 歌舞伎座
昼の部
「三代猿之助四十八撰の内『通し狂言 菊宴月白浪』忠臣蔵後日譚 市川中車両宙乗り相勤め申し候」
作:四世鶴屋南北
脚本:奈河彰輔
脚本・演出:市川猿翁、石川耕士
演出:藤間勘十郎
出演
斧定九郎:
金笄のおかる:
塩谷縫之助:
腰元浮橋:
角兵衛獅子猪之松:市村竹松
毛利小源太:
丁稚伊吾:
下部与五郎:
高野師泰:
山名次郎左衛門:
世話人寿作:
一文字屋お六:
加古川:
仏権兵衛:
斧九郎兵衛:
石堂数馬之助:
夜の部
一、「神霊矢口渡」
作:福内鬼外
出演
娘お舟:
新田義峯:
傾城うてな:
渡し守頓兵衛:
二、「『神明恵和合取組』め組の喧嘩」
作:竹柴其水
出演
め組辰五郎:
女房お仲:
江戸座喜太郎:
四ツ車大八:
九竜山浪右衛門:市川男女蔵
背高の竹:
おもちゃの文次:中村種之助
山門の仙太:
島崎楼抱おさき / 三ツ星半次:大谷廣松
伊皿子の安三:市村竹松
芝浦の銀蔵:市川男寅
御成門の鶴吉:中村玉太郎
左利の芳松:
田毎川浪蔵:市村光
柴井町藤松:市川九團次
露月町亀右衛門:
三池八右衛門:市川齊入
葉山九郎次:
喜三郎女房おいの:
焚出し喜三郎:
尾花屋女房おくら:
三、「九世市川團十郎歿後百二十年 新歌舞伎十八番の内『鎌倉八幡宮静の法楽舞』」
作:松岡亮
出演
静御前 / 源義経 / 老女 / 白蔵主 / 油坊主 / 三途川の船頭 / 化生:市川團十郎
三ツ目 / 町娘 / 五郎姉二宮姫:
提灯 / 若船頭 / 竹抜五郎:市川新之助
僧普聞坊:大谷廣松
僧寿量坊:市川男寅
僧隋喜坊:中村玉太郎
蛇骨婆:市川九團次
姑獲鳥:中村児太郎
僧方便坊:中村種之助
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