西川貴教・柿澤勇人がシャウト!“ブラック校則”笑い飛ばす「スクールオブロック」始動

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ミュージカル「スクールオブロック」のプレライブイベントが、本日7月4日に東京・harevutaiで行われた。

前列左から鴻上尚史、柿澤勇人、西川貴教、濱田めぐみ。後列左から太田基裕、梶裕貴、はいだしょうこ、宮澤佐江。

前列左から鴻上尚史、柿澤勇人、西川貴教、濱田めぐみ。後列左から太田基裕、梶裕貴、はいだしょうこ、宮澤佐江。

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ミュージカル「スクールオブロック」は、ジャック・ブラック主演のコメディ映画「スクール・オブ・ロック」を原作とした作品。売れないロッカーのデューイ・フィンは名門進学校の臨時教師になりすまし、生徒たちにバンドを組ませるが……。

ミュージカル「スクールオブロック」プレライブイベントの様子。

ミュージカル「スクールオブロック」プレライブイベントの様子。[拡大]

ミュージカル「スクールオブロック」プレライブイベントの様子。

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イベントには報道陣に加え、数十名の一般オーディエンスが参加。冒頭、司会のフジテレビアナウンサー・生田竜聖が観客に「スクールオブロック!」コールをレクチャーする。ロッ“ク”にちなみ、生田アナと観客がコールを9回繰り返すと、ステージにはデューイ役の柿澤勇人と、制服に身を包んだ生徒役の子供たちが登場。彼らは劇中歌「School Of Rock(スクールオブロック)」を爆音で演奏し、会場を一気に盛り上げた。

鴻上尚史

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演奏ののち、ステージでは翻訳・演出の鴻上尚史と、キャストの西川貴教、柿澤、濱田めぐみ梶裕貴太田基裕はいだしょうこ宮澤佐江によるトークがスタート。鴻上は「僕には、“ブラック校則”への怒りがある。だから意味のない規則を名曲で笑い飛ばすこの作品を初めて観たとき『やられた』と思いました。『困ったな』と思うくらい良い作品です。今回の上演も“名作”になるよう、がんばります」と作品の魅力を熱く語る。

左から柿澤勇人、西川貴教。

左から柿澤勇人、西川貴教。[拡大]

デューイ役の西川は「以前ブロードウェイで唯一チケットを取れたのが『スクールオブロック』。すごく感動した」とエピソードを明かし、「『まさか自分にお鉢が回ってくるとは!』と驚きました」とコメント。また西川は2020年公演が新型コロナウイルスの影響で中止になったことに触れて、「今の状況だからこそやれる舞台だと思います。お客様には、自分もキャストだと思って劇場に来てもらえれば」と述べた。

柿澤はデューイの役作りについて「社会で生活していると『本当はデューイのように(自由に)生きたい』という憧れがみんなあると思う。その憧れを持って演じたい」と述べる。またアンドリュー・ロイド=ウェバーによる音楽の魅力を尋ねられた柿澤が「観劇の帰りに口ずさめるくらい、メロディーがキャッチー。歌う側としては『勘弁して』というくらいキーが高いです」と苦笑いを浮かべると、鴻上が「ロイド=ウェバーの楽曲はキーを変えると怒られてしまう」と明かす。これを受けた柿澤が「鴻上さん、怒られてみましょうよ」と冗談を飛ばすと、鴻上は「俺が怒られたら上演中止になっちゃうよ!」と即座に応答し、会場を笑いで包んだ。

ミュージカル「スクールオブロック」プレライブイベントの様子。

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濱田演じるロザリー・マリンズは、デューイが教師となる名門校の校長。ミュージカル「メリー・ポピンズ」でタイトルロールを演じた経験を持つ濱田は「メリーは子供たちと一対一で対話しますが、ロザリーの頭には『学校をいかに運営するか?』しかない。私は子供を相手にする役をいろいろと演じましたが、今回が最も人間らしく、一番劇中で変化するキャラクターだと思います」と役柄を分析した。

梶と太田はデューイの親友ネッド・シュニーブリー役を担う。声優でもある梶は「ネッドの声や話し方でお客様を盛り上げたい」と言い、「ネッドのロックな一面を、僕も全力で楽しみながら演じられたら」と意気込む。太田も「ネッドはすごく気弱ですが、彼なりの葛藤や感情があり、すごく人間らしい人。お客様に愛していただける人物像を作りたい」と言葉に力を込めた。

デューイはネッドのアパートに居候しており、ネッドの恋人パティ・ディ・マルコとけんかしてしまう。そんなパティを演じるはいだは、子供たちと共に舞台に立つことへの思いを「歌のお姉さんだった頃、番組に出ていた子たちはみんな3歳でした。今回ご一緒する子供たちはもっと年上なので、雰囲気が違うのかなと楽しみです」と話す。また同じくパティ役の宮澤は、自身の役どころを「一番の常識人」と分析し、「彼女はとにかく怒っていますが、自分勝手で怒っているわけではないので、お客様にはその理由に共感してもらえると思う」と述べた。

ミュージカル「スクールオブロック」プレライブイベントの様子。

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ミュージカル「スクールオブロック」プレライブイベントの様子。

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トークセッションのあとは、再びキャストによる歌唱披露が行われた。濱田がどこか寂しげながらも力強いナンバー「Where Did The Rock Go?(ロックはどこへ消えたの?)」を歌唱すると、会場はしっとりとした雰囲気に包まれる。しかし西川と子供たちが「Stick It To The Man(支配者に立ち向かえ)」を轟音でパフォーマンスすると、その空気は一変。西川の熱いシャウトや子供たちの名演奏に、オーディエンスも腕を高々と突き上げて応え、会場の熱気は最高潮となった。

ミュージカル「スクールオブロック」デューイ・フィン役の西川貴教、柿澤勇人と、生徒役の子供たち。

ミュージカル「スクールオブロック」デューイ・フィン役の西川貴教、柿澤勇人と、生徒役の子供たち。[拡大]

最後に柿澤と西川があいさつした。柿澤は「僕も生徒役のみんなにも、まだまだ課題がいっぱいある。千秋楽まで1つひとつ階段を登っていけたら。暑い夏を一緒に過ごせれば幸いです。お楽しみに!」と観客に呼びかける。西川は「始まったらあっという間に終わるような、勢いのある舞台です。今日のイベントにいる24人の子供たちのほかにも、2020年公演に出演予定だった子供たちがいるので、その思いも背負ってステージに立ちたい。よろしくお願いします!」と気合十分に話し、イベントを締めくくった。

公演は8月17日から9月18日まで東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)、23日から10月1日まで大阪・新歌舞伎座で行われる。

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ミュージカル「スクールオブロック」

2023年8月17日(木)~9月18日(月・祝)
東京都 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)

2023年9月23日(土・祝)~10月1日(日)
大阪府 新歌舞伎座

音楽:アンドリュー・ロイド=ウェバー
脚本:ジュリアン・フェロウズ
歌詞:グレン・スレイター
翻訳・演出:鴻上尚史
訳詞:高橋亜子

キャスト

デューイ・フィン:西川貴教柿澤勇人
ロザリー・マリンズ:濱田めぐみ

ネッド・シュニーブリー:梶裕貴太田基裕
パティ・ディ・マルコ:はいだしょうこ宮澤佐江

(以下五十音順)阿部裕、神田恭兵、栗山絵美、多岐川装子、俵和也、丹宗立峰、ダンドイ舞莉花、中西勝之、西野誠、湊陽奈、安福毅
スウィング:AYAKA、森内翔大

チーム・ビート(五十音順):大久保実生、加藤悠愛、木村律花、熊田たまき、後藤日向、佐藤凌、シーセンきあら、中川陽葵、三宅音寧、村井道奏、宮島伊智、屋鋪琥三郎
チーム・コード(五十音順):小川実之助、桑原広佳、飛田理彩子、中込佑協、中嶋モモ、平岡幹基、前田武蔵、真木奏音、三上さくら、三宅音太朗、宮崎南帆、山崎杏

※はいだしょうこはロザリー・マリンズ役カバーも務める。
※宮崎南帆の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。

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読者の反応

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にょり‍ @nyori1028

スクールオブロック楽しみ〜!!…って、私いつ観に行くんだっけ!!??と慌ててスケジュール確認した https://t.co/2FGZ4yNcLv

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