ミュージカル「スクールオブロック」のプレライブイベントが、本日7月4日に東京・harevutaiで行われた。
ミュージカル「スクールオブロック」は、ジャック・ブラック主演のコメディ映画「
イベントには報道陣に加え、数十名の一般オーディエンスが参加。冒頭、司会のフジテレビアナウンサー・生田竜聖が観客に「スクールオブロック!」コールをレクチャーする。ロッ“ク”にちなみ、生田アナと観客がコールを9回繰り返すと、ステージにはデューイ役の
演奏ののち、ステージでは翻訳・演出の
デューイ役の西川は「以前ブロードウェイで唯一チケットを取れたのが『スクールオブロック』。すごく感動した」とエピソードを明かし、「『まさか自分にお鉢が回ってくるとは!』と驚きました」とコメント。また西川は2020年公演が新型コロナウイルスの影響で中止になったことに触れて、「今の状況だからこそやれる舞台だと思います。お客様には、自分もキャストだと思って劇場に来てもらえれば」と述べた。
柿澤はデューイの役作りについて「社会で生活していると『本当はデューイのように(自由に)生きたい』という憧れがみんなあると思う。その憧れを持って演じたい」と述べる。また
濱田演じるロザリー・マリンズは、デューイが教師となる名門校の校長。ミュージカル「メリー・ポピンズ」でタイトルロールを演じた経験を持つ濱田は「メリーは子供たちと一対一で対話しますが、ロザリーの頭には『学校をいかに運営するか?』しかない。私は子供を相手にする役をいろいろと演じましたが、今回が最も人間らしく、一番劇中で変化するキャラクターだと思います」と役柄を分析した。
梶と太田はデューイの親友ネッド・シュニーブリー役を担う。声優でもある梶は「ネッドの声や話し方でお客様を盛り上げたい」と言い、「ネッドのロックな一面を、僕も全力で楽しみながら演じられたら」と意気込む。太田も「ネッドはすごく気弱ですが、彼なりの葛藤や感情があり、すごく人間らしい人。お客様に愛していただける人物像を作りたい」と言葉に力を込めた。
デューイはネッドのアパートに居候しており、ネッドの恋人パティ・ディ・マルコとけんかしてしまう。そんなパティを演じるはいだは、子供たちと共に舞台に立つことへの思いを「歌のお姉さんだった頃、番組に出ていた子たちはみんな3歳でした。今回ご一緒する子供たちはもっと年上なので、雰囲気が違うのかなと楽しみです」と話す。また同じくパティ役の宮澤は、自身の役どころを「一番の常識人」と分析し、「彼女はとにかく怒っていますが、自分勝手で怒っているわけではないので、お客様にはその理由に共感してもらえると思う」と述べた。
トークセッションのあとは、再びキャストによる歌唱披露が行われた。濱田がどこか寂しげながらも力強いナンバー「Where Did The Rock Go?(ロックはどこへ消えたの?)」を歌唱すると、会場はしっとりとした雰囲気に包まれる。しかし西川と子供たちが「Stick It To The Man(支配者に立ち向かえ)」を轟音でパフォーマンスすると、その空気は一変。西川の熱いシャウトや子供たちの名演奏に、オーディエンスも腕を高々と突き上げて応え、会場の熱気は最高潮となった。
最後に柿澤と西川があいさつした。柿澤は「僕も生徒役のみんなにも、まだまだ課題がいっぱいある。千秋楽まで1つひとつ階段を登っていけたら。暑い夏を一緒に過ごせれば幸いです。お楽しみに!」と観客に呼びかける。西川は「始まったらあっという間に終わるような、勢いのある舞台です。今日のイベントにいる24人の子供たちのほかにも、2020年公演に出演予定だった子供たちがいるので、その思いも背負ってステージに立ちたい。よろしくお願いします!」と気合十分に話し、イベントを締めくくった。
公演は8月17日から9月18日まで東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)、23日から10月1日まで大阪・新歌舞伎座で行われる。
ミュージカル「スクールオブロック」
2023年8月17日(木)~9月18日(月・祝)
東京都 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
2023年9月23日(土・祝)~10月1日(日)
大阪府 新歌舞伎座
音楽:
脚本:ジュリアン・フェロウズ
歌詞:グレン・スレイター
翻訳・演出:
訳詞:
キャスト
デューイ・フィン:
ロザリー・マリンズ:
ネッド・シュニーブリー:
パティ・ディ・マルコ:
(以下五十音順)阿部裕、神田恭兵、栗山絵美、多岐川装子、俵和也、丹宗立峰、ダンドイ舞莉花、中西勝之、西野誠、湊陽奈、安福毅
スウィング:AYAKA、森内翔大
チーム・ビート(五十音順):大久保実生、加藤悠愛、木村律花、熊田たまき、後藤日向、佐藤凌、シーセンきあら、中川陽葵、三宅音寧、村井道奏、宮島伊智、屋鋪琥三郎
チーム・コード(五十音順):小川実之助、桑原広佳、飛田理彩子、中込佑協、中嶋モモ、平岡幹基、前田武蔵、真木奏音、三上さくら、三宅音太朗、宮崎南帆、山崎杏
※はいだしょうこはロザリー・マリンズ役カバーも務める。
※宮崎南帆の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。
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にょり @nyori1028
スクールオブロック楽しみ〜!!…って、私いつ観に行くんだっけ!!??と慌ててスケジュール確認した https://t.co/2FGZ4yNcLv