囲み取材には西田、林、伊波、松島、西銘、鈴木が登壇した。西田は「藤原道長政権下における2人の陰陽師を中心とした作品で、陰陽師たちが作り出す式神たちの物語でもある。陰陽師は、これまでもさまざまな作品で取り上げられていますが、今回は新しい視点から捉えたオリジナル作品。ファンタジーでありながら、歴史的観点でも楽しめるのが見どころ」と本作をアピールする。
林は「初日公演を考えると楽しみなことのほうが多いですが、この囲み取材は緊張しています」と場を和ませ、「稽古が始まってから今日まであっという間でした。本番が始まってからもあっという間に時間が過ぎていくと思いますが、1つひとつの公演を大事にし、素敵な舞台を皆さんにしっかり届けられたら」と思いを語った。
伊波は、稽古での様子を聞かれ、「台本にどんどんシーンが追加されていくので、私たちも先を知らずに作り上げていく稽古でした」と明かし、「それをみんなと経験できたのが楽しかった」とコメント。松島は「僕は西田さんの作品に出させていただくことにずっと憧れていたのですが、尊敬する先輩方に混じっての稽古は苦しいこともありました。それと同時に楽しさとやりがいもあって、『こういう瞬間のために役者がやりたかったんだ』と改めて感じさせていただく稽古場でした」と言葉に力を込めた。
鈴木は「西田さんと作る作品の中では、今回は若いカンパニーに入らせてもらったという印象がありました。稽古中に共演者の皆さんが進化する瞬間を何度も垣間見ることができ、『人はセリフや演出、共演者に感化されてこうも変わっていくんだな』と実感しました」と振り返る。西銘は「場当たりをしていても『これをこうしたい』という思いがどんどん出てきたので、舞台でも演じるたびに発見があると思います。みんなで進化していく舞台にしたいと思います」と意気込んだ。
最後に林が「本番を重ねていく中で、千秋楽にはもっと成長した姿を見せられたらと思います。素敵な舞台になっていますので、ぜひ何度でも観に来てください」と呼びかけ、場を締めくくった。
公演は7月9日まで。なお、5日13:00開演回と6日13:00開演回では、アフタートークが開催される。
舞台「Arcana Shadow(アルカナシャドウ)」
2023年7月1日(土)~9日(日)
東京都 サンシャイン劇場
作・演出:
出演:
※木崎ゆりあの「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。
※新型コロナウイルスの影響で、7月1・2日公演では木崎ゆりあに代わり田中良子が出演します。
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