7月に京都・京都芸術劇場 春秋座で開催される「中川晃教&京フィル ブリリアントコンサートin 春秋座」の取材会が昨日6月28日に大阪府内で開催され、
本公演では牧村邦彦が指揮、京都フィルハーモニー室内合奏団(京フィル)が管弦楽演奏を務め、中川の過去の出演作のナンバーを中心とする楽曲が披露される。中川はデビュー以降の歩みを振り返り、「ミュージカルの世界の変化を肌で感じながら、『独自の道を見つけたい』とここまでやってきました。稽古を重ねて役を作るミュージカルと、歌に役を生きた実感を込めて表現するコンサートは、違うものだと思います。今回はオーケストラや指揮者とのコラボレーションであり、劇場空間で共鳴し合う唯一無二の時間をお届けする、ほかにはないコンサート。僕も今から楽しみです」とコメントした。
当日は「モーツァルト!」「ジャージー・ボーイズ」「チェーザレ」「フランケンシュタイン」といった出演作のミュージカルナンバーに加え、未出演の「MJ」「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」の楽曲も披露される予定だ。中川は「近年、フルオーケストラの演奏で聴くミュージカルコンサートもある中、この公演では京フィルさんの“室内合奏団”という編成がポイントになります。春秋座の空間に合うように計算された編成でお届けする楽曲は、アレンジを利かせた派手な部分もありますが、繊細さが際立ち、演奏者1人ひとりの熱量がより伝わってくるはず。皆さんのアプローチとどう楽曲を作っていこうかと、楽しみでドキドキです」と期待を明かす。楽曲にまつわる話題の中で、「MJ」より「ビリー・ジーン」を歌うことについて中川は「素晴らしい才能に触れ、感動を覚えると、その良さをもっと多くの人に伝えたいと思う」と言い、“伝えていくこと”の大切さを説明。「マイケル・ジャクソンはまさにキング・オブ・ポップ。彼が残した作品をミュージカル化したのが『MJ』です。歌手としてデビューし、ミュージカルの世界に身を置く自分は、その素晴らしさを表現できるのではと思い、選びました」と選曲の意図を述べ、来場を呼びかけた。
京都芸術劇場 春秋座は京都芸術大学内にあるため、コンサートに合わせて、中川による学生向けのアーティストトークが行われる。四十代に突入し、「役割が変わってきた」と語る中川は「自分の経験を言葉でお伝えしていくタイミングなのかなと。幼い頃からどこでエンタテインメントの世界を学べるのかと思って、いろいろ調べたりしましたが、僕は現場で学ぶことが多かった。それはとても幸せな経験ですが、学生の皆さんが心置きなく話せる場のある大学は素晴らしい場所だと実感していただければ。大きな責任を感じます」と意気込んだ。
公演は7月23日。チケットは販売中だ。
「中川晃教&京フィル ブリリアントコンサートin 春秋座」
2023年7月23日(日)14:00~
京都府 京都芸術劇場 春秋座
出演:
指揮:牧村邦彦
管弦楽:京都フィルハーモニー室内合奏団
※2023年7月21日追記:本公演は中川晃教の体調不良のため延期になりました。
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【会見レポート】中川晃教が春秋座コンサートに意気込み、繊細さ際立つ室内合奏団と「どう作っていくか楽しみ」
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