辰巳雄大・浜中文一、スタッフ陣と登壇「こんなにたくさんの人と仕事ができた!」と感慨

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辰巳雄大ふぉ~ゆ~)と浜中文一がW主演を務める「僕らの千年と君が死ぬまでの30日間」プロジェクト記者発表会が本日6月12日に東京都内で行われ、辰巳、浜中に加えてスタッフ陣が登壇した。

左から菊地健雄、辰巳雄大、浜中文一、逢川里羅、中村友美。

左から菊地健雄、辰巳雄大、浜中文一、逢川里羅、中村友美。

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「僕らの千年と君が死ぬまでの30日間」映画版ティザービジュアル

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「僕らの千年と君が死ぬまでの30日間」舞台版ティザービジュアル

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「僕らの千年と君が死ぬまでの30日間」プロジェクトは、約1000年にわたる1つの物語を、映画、舞台、マンガで展開するプロジェクト。不老不死の青年2人・草介(辰巳)と光蔭(浜中)と、輪廻転生を繰り返す人魚の子孫の少女・とわの物語が、それぞれのメディア形式で立ち上げられる。2021年から「月刊プリンセス」(秋田書店)で連載されているマンガ版では平安時代から大正時代が描かれ、9月に上演される舞台版では平安時代、10月27日に公開される映画版では現代が舞台となる。

辰巳雄大

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初めて映画に出演した辰巳は「映画に出演することを渇望していたので、心の底からうれしかったです。まさかの主演として携わらせていただくということで、芸能人生をかけてこの作品に臨もうと思いました」と熱く喜びを語る。映画の撮影は昨年秋に行われ、今年5月には初号試写が行われたという。辰巳は「エンドロールが流れてきたとき、『自分はこれだけたくさんの人と一緒に作ったんだ』と熱いものが込み上げてきて、自分の出演作のエンドロールを見る瞬間は何物にも変え難い経験でしたね」と感慨を述べた。

浜中文一

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辰巳と浜中は舞台での共演経験はあるが、映画での共演は初めて。浜中は「稽古期間のある舞台と違って、映画はその場で作り上げないといけない。でもずっと一緒にやってきたからか、息は合っていたと思います」と自信を見せる。辰巳は「『なんでこの2人が一緒にいるんだろう?』という本作が持つ不思議な部分を演じるにあたり、もともと心のつながりがある僕ら2人だからこそ、“近くて遠い、遠くて近い”部分を表現できたと思います」と振り返った。

左から辰巳雄大、浜中文一。

左から辰巳雄大、浜中文一。[拡大]

撮影時の辰巳の印象を問われた浜中は「たっちゃん(辰巳)の、役に向かってガッと集中する真剣さは、いつ見ても変わらない」と述懐。辰巳は「映画版の草介は1000年生きているうえに記憶を失くしているという特殊な設定なので、試行錯誤しながら役を作っていきました。監督とは『常に違和感のある役でいよう』と話していたので、歩き方をはじめ、他人と違うことを考える作業をしていました」と明かした。

一方、辰巳は浜中について「(浜中)文ちゃんは舞台でも映画でも、本番直前まで文ちゃんのテンションでいるんだなと(笑)。ただ撮影が始まると完全に光蔭さんになるので、やっぱり役者として天才だと思った」と称賛する。そんな浜中は「(撮影中に)『笑かしたい!』と思ってところどころアドリブを入れたのですが、光蔭はクールな役なので全部不採用でした……」と吐露して場を和ませた。

安藤岳

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続いて東映ビデオの安藤岳プロデューサーが登壇し、「今回のプロジェクトは原作がないのが特徴です。本プロジェクトのためにゼロからマンガを作っていただきました。その際、日本発のコンテンツとして海外展開を視野に入れていたので、八百比丘尼伝説と人魚、不老不死、格差や差別をテーマにすることを決めました」と説明。さらに「マンガと舞台では同時代が描かれますが、クリエイターの方々には“メディアごとに上書きをしない”とお願いし、それぞれにまったく異なるアプローチをしていただきました」と裏話を披露した。

菊地健雄

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次に、映画の監督を担う菊地健雄、舞台の上演台本・演出を担う鈴木勝秀、マンガの作者であるnaked ape(逢川里羅、中村友美)が登壇した。菊池は「ドキュメンタリーのように、その場で起こることを大切に撮影しました」と話し、辰巳も「その場で生まれた感情を大事にしようと言ってくださり、何度もテイクを重ねて作り上げていくことも」と記憶をたどる。現場の様子について、菊池は「辰巳くんは映画初出演が嘘かのようにみんなのムードーメーカーになってくれ、キャストやスタッフを引っ張ってくれた。浜中くんは物静かでクールな印象でしたが、素は違って(笑)。テスト中や本番中でもユーモアを入れてくれ、我々をリラックスさせてくれた」と笑顔で振り返る。

鈴木勝秀

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鈴木は「以前一緒に仕事をしたとき楽しく作品作りができた浜中くんと、舞台スタッフの中で非常に評判が良くいつか仕事してみたいと思っていたふぉ~ゆ~から辰巳くんが参加するということで、面白い舞台が作れそうだなと思い引き受けました」と明かす。また、舞台では音楽と言葉を結び付け、平安時代の物語がロックテイストで描かれることに触れ、「会話よりモノローグの多い実験的な舞台にしようと思いました。お二人にはあえて演劇らしくなく、小さい声でしゃべってもらおうと思っています。その点で映像での演技とリンクすれば良いな」と構想を明かした。

左から逢川里羅、中村友美。

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逢川は「お話をいただいた段階では、不老不死と人魚といったテーマだけがあり、お話の中身は決まっていませんでした。女性向け雑誌での連載で俳優の方々も男性だということで、『女性に向けたどんな悲恋を作ろうか』と考えました。(プロジェクトの中では)マンガの連載が最初に始まったので、舞台や映画にとって資料になるようなものをとの思いで、キャラクターやドラマを考えていきました」と説明。また作画を担当した中村は、映画と舞台で起用したい俳優の資料を早い段階で共有されていたとし、「草介と光蔭は対照的なビジュアルになるようにデザインしました」と明かした。

最後に辰巳が「まだまだ題材にできる時代があるので、これで終わるとは思っていません(笑)。たくさんの時代を演じていきたいと思います!」、浜中が「こんなにたくさんの方々と同時に仕事をするという貴重な体験をさせていただき、本当にうれしいです。いろいろな楽しみ方ができる作品なのでご期待ください」と呼びかけた。2人はおもむろに手をつなぎ、笑いに包まれながら退場した。

舞台は9月8日から18日まで東京・品川プリンスホテル クラブeX、22日から24日まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて上演され、映画は10月27日に公開される。マンガは単行本の第4巻が8月16日に発売される。

この記事の画像・動画(全12件)

THEATRICAL LIVE「僕らの千年と君が死ぬまでの30日間」

2023年9月8日(金)~18日(月・祝)
東京都 品川プリンスホテル クラブeX

2023年9月22日(金)~24日(日)
大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール

上演台本・演出:鈴木勝秀
出演:辰巳雄大ふぉ~ゆ~)、浜中文一、菅原りこ

映画「僕らの千年と君が死ぬまでの30日間」

2023年10月27日(金)公開

監督:菊地健雄
脚本:保坂大輔
出演:辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、浜中文一、小西桜子、筒井真理子

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(c)僕らの千年プロジェクト (c)2023映画『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』製作委員会

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りり〜💛ふぉ〜 雄悠裕祐 @25lily_4U

https://t.co/hsT5XSZsyr

#僕らの千年

記事より引用:
「続いて東映ビデオの安藤岳プロデューサーが登壇し、「今回のプロジェクトは原作がないのが特徴です。本プロジェクトのためにゼロからマンガを作っていただきました。その際、日本発のコンテンツとして海外展開を視野に入れていたので、

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