早稲田大学演劇研究会が野田秀樹作品に挑戦、「この悪巧み、面白くなりそうです」

早稲田大学演劇研究会新歓公演「走れメルス 少女の唇からはダイナマイト！」が、6月15日から19日まで東京・早稲田大学 大隈講堂裏劇研アトリエで上演される。

本公演では、早稲田大学演劇研究会のメンバーをはじめとする面々が、野田秀樹の戯曲「走れメルス～少女の唇からはダイナマイト！」に挑戦。こちら岸に住む久留米生まれの下着泥棒スルメは、芙蓉という謎の少女に恋をする。一方、向こう岸ではスターのメルス・ノメルクと花嫁の零子が結婚披露宴で失踪事件を起こしていた。芙蓉の愛用する鏡台を通し、2つの世界は互いに反転し、呼応し合う。

潤色・演出を手がけるのは佐織祥伍。上演に際し、早稲田大学演劇研究会のメンバーは「野田秀樹作品群は時代の流れとともに生きる古典になりつつあります。軽い言葉の持ち主として時代の寵児となった野田さんは今や重鎮、彼の言葉は今や重い言葉です。その今もなお元気なシーラカンスを再び軽い言葉として楽しめるように、『回転』する言葉遊びをどう『展開』するのか日々頭を悩ませています。この悪巧み、面白くなりそうです」とコメントした。