松本幸四郎と市川染五郎が親子で“鬼平”に「鬼平犯科帳」レギュラー出演者情報が解禁

松本幸四郎が主演を務める「鬼平犯科帳」SEASON1のレギュラー出演者が明らかになった。

「鬼平犯科帳」SEASON1は、来年1月に放送・配信される2時間スペシャル「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」、5月公開予定の劇場版「鬼平犯科帳 血闘」、そして5月以降に放送・配信予定の連続シリーズ連続シリーズ「鬼平犯科帳 でくの十蔵」「鬼平犯科帳 血頭の丹兵衛」で構成されたプロジェクト。いずれも、幸四郎が主人公の鬼平こと長谷川平蔵役を務める。なお長谷川平蔵は、過去に幸四郎の祖父・初代松本白鸚、叔父・中村吉右衛門も演じてきた役で、幸四郎は5代目に。劇中では、鬼平の誕生秘話が明かされる。

このたび、若き日の鬼平、“本所の銕”こと長谷川銕三郎役が市川染五郎に決定。このほか、長谷川平蔵の妻・久栄役に仙道敦子、密偵・おまさ役に中村ゆり、密偵・相模の彦十役に火野正平、筆頭与力・佐嶋忠介役に本宮泰風、同心・木村忠吾役に浅利陽介、同心・酒井祐助役に山田純大、同心・沢田小平次役に久保田悠来、同心・小野十蔵役に柄本時生がキャスティングされた。

出演に向け、幸四郎は「私は叔父（中村吉右衛門）の鬼平を、ただただかっこいいと観ていた一人です。このお話をいただいたとき、迷うことなく素直に受け入れ、『受けさせていただきます』と言えました。そんな思いを胸に、撮影にのぞんでいます。豪華なレギュラー陣ですので、こんな幸せなことはないという刺激のある毎日。その日、自分ができることを全部やる、それを大切に、多くの方に観ていただけるよう取り組んでいます」とコメント。

染五郎は「人情深さがありながらもやんちゃな平蔵の青春時代を演じさせていただきます。経験の無い役柄なので難しさはありますが、挑戦させていただけることが嬉しいです」と述べつつ、父・幸四郎と同一人物の現在と過去を親子で演じ分けることに「父（幸四郎）が長谷川平蔵の格好で現場にいると、役としては自分と同一人物なので、未来の姿が目の前に居るかのような不思議な感覚でタイムスリップしたような気分になります」と話した。

「鬼平犯科帳」では監督を山下智彦が務め、脚本を大森寿美男が担当。来年5月には「鬼平犯科帳」SEASON2の製作が予定されている。