遊気舎の五十音シリーズ、次回は太宰治「待つ」オマージュの新作「夏至を待つ」

遊気舎「夏至を待つ」が、6月15日から18日まで大阪・in→dependent theatre 1stで上演される。

これは、2019年7月にスタートした「遊気舎 五十音シリーズ」の第9弾。久保田浩が作・演出を担う本シリーズでは、“あ”から“ん”まで五十音順にタイトルを付けた作品を上演している。“け”を冠した「夏至を待つ」は久保田による書き下ろしとなり、太宰治の短編小説「待つ」をオマージュした物語が描かれる。

にぎやかで便利な街に出ていった家族と反対に、生まれ住み慣れた街に居続けた祖母・雪江は「やっぱり夏が好きやわ。なんでて？ お日さん出てる時間、こんなに長いねんで」と言っていた。雪江が待っていたのは、夏至だったのだろうか。 夏至の時期、家族たちは今はもう居ない雪江が住んだ場所を再び訪れて……。

出演者には魔瑠、西田政彦、小川十紀子、岸千尋、坂ノ上竜也、要小飴、中迎由貴子、松本祐子、そして久保田といった劇団員の面々が名を連ねた。