フルタ丸講談「枡目街交差点」が、7月28・29日に東京・Half Moon Hallで上演される。
フルタ丸講談は、
劇中では、2本の小説を同時に執筆している小説家希望の女の物語が展開。1つは、平凡な主婦を主人公にしたハートウォーミング小説「リトルハッピー」、もう1つは一人娘の殺害事件を捜査する中年刑事を主人公にしたハードボイルド小説「足跡」。やがて、原稿用紙の片隅、枡目街の交差点で、出会うはずのない2人の主人公がすれ違い……。出演者には、劇団員の
フルタのコメントは以下の通り。
フルタジュン コメント
昨年、二十周年公演が終わってから劇団のことを何も考えられない時期があった。苦しいけど誰にも相談できず悶々と。持続可能な劇団について考えれば考えるほど身動きも鈍くなっていった。演劇ってこんなに大変だったっけ?という迷いの中、どうしてもやりたかったことを思い出した。演芸の講談だ。寄席で、動画で、講談創作に携わる現場で、コロナ禍の自分はすっかりその魅力に射抜かれていた。いつか劇団で講談のような演劇、演劇のような講談を創ってみたい。これをやらぬまま終わるのは悔し過ぎると考える内に気分は上向いて行った。講談の様式美やケレン味と培ってきたフルタ丸の現代劇をミックスさせたカタチを目指したく「フルタ丸講談」と名付けた。劇団による俳優と演出と台本でどこまで迫ることができるのか。迫れずに終わるのか。迫りたかったものは何なのか。真夏の下北沢でご覧頂きたい。
ステージナタリー @stage_natalie
講談×現代劇、劇団フルタ丸による新企画・フルタ丸講談「枡目街交差点」(コメントあり)
https://t.co/HV6CY9z4bJ https://t.co/DIea1JZwfH