これは伊藤キムの5年ぶりとなる新作公演。今作では、映像や言葉、音楽などを用いながら、“伊藤キムと共に登場する伊藤キムの分身たち=ダミーズ”の掛け合いを通して、本物や真実の“不思議なありよう”が描き出される。
上演に向けて伊藤は「私は作品を、自分をおもちゃのように遊び道具にして、自分自身を弄ぶようにして立ち上げます。そして、作品で世の中を変えようと思うよりも、世の中の既成概念がみっともない恰好をして、叫び声をあげながら坂道を転げ落ちていく、そんな光景をつくりたい。この世界の現状を遊び倒して、ちょっかいを出し続けているというわけです。今回の作品ではその対象が『伊藤キム』になります。『私』という既成概念に足払いしてひっくり返してやろうと思うのです。そこでたどり着いたのがこれです」とコメントした。
公演は6月23日から25日まで東京・シアタートラム、7月16日に愛知・パティオ池鯉鮒(知立市文化会館)花しょうぶホール、9月10日に岩手・宮古市民文化会館 大ホール、15日に高知・高知市文化プラザかるぽーと 小ホール、30日に埼玉・富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ マルチホールで行われる。
伊藤キム コメント
私は基本的に他人に興味がありません。創作も、あくまでも自分自身への関心でしか始めることができません。これまでの作品もそうだし、これからの作品もそうだと思います。インタビューなどで「尊敬するアーティストは?」と聞かれることがあるのですが、いつも答えに困ってしまいます。
私は作品を、自分をおもちゃのように遊び道具にして、自分自身を弄ぶようにして立ち上げます。そして、作品で世の中を変えようと思うよりも、世の中の既成概念がみっともない恰好をして、叫び声をあげながら坂道を転げ落ちていく、そんな光景をつくりたい。この世界の現状を遊び倒して、ちょっかいを出し続けているというわけです。今回の作品ではその対象が「伊藤キム」になります。「私」という既成概念に足払いしてひっくり返してやろうと思うのです。そこでたどり着いたのがこれです。
「自分探しはクソクラエ。等身大はシンジマエ」
本公演と同じくシアタートラムで「ふたりだけ」という作品を2002年に上演しました。その時もやはり、私と共に私の分身が舞台上に登場しています。今回はそれが大増殖を果たす作品です。私の意図はさておき、伊藤キムと伊藤キムの分身たち=ダミーズが様々に交錯する
様を、皆様それぞれの見方で楽しんでいただければ幸いです。
伊藤キム ソロダンス「ダミーズ」
2023年6月23日(金)~25日(日)
東京都 シアタートラム
2023年7月16日(日)
愛知県 パティオ池鯉鮒(知立市文化会館)花しょうぶホール
2023年9月10日(日)
岩手県 宮古市民文化会館 大ホール
2023年9月15日(金)
高知県 高知市文化プラザかるぽーと 小ホール
2023年9月30日(土)
埼玉県 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ マルチホール
振付・演出・出演:
河井朗 kawai hogara @hoga_p
最高におもろい https://t.co/ObvEdj2Cdo