OiBokkeShi「ポータブルトイレットシアター」が岡山で1日限りの上演

「老いと演劇」OiBokkeShi「ポータブルトイレットシアター」が、明日5月27日に岡山・岡山県天神山文化プラザ 1F ホールにて上演される。

これは2018年に初演され上演を重ねている、菅原直樹率いる「老いと演劇」OiBokkeShiの代表作の1つ。認知症の妻を介護する高齢男性が、演劇で得た演じる技術を介護に生かしていく様子が、97歳の劇団員・岡田忠雄を軸に描き出される。

上演に向けて菅原は「初演時に91歳だった岡田忠雄さんも97歳。介護する側から介護される側へと、岡田さん自身も取り巻く状況も変わってきました。しかし、再演を繰り返すことでわかることがあります。岡田さんの演技は日々進化しており、演劇にかける情熱はどんどん激しさを増してきています」とコメント。また「今回の作品は、OiBokkeShiと出会うまで演劇経験のなかった、家族介護者である竹上康成さんにもご出演いただきます。どうやら竹上さんにとって介護経験がそのまま俳優修行となっていたようです。演劇が介護であり、介護が演劇である、OiBokkeShiの真骨頂の舞台、ぜひご期待ください」と観客にメッセージを送っている。