PLAY/GROUND Creation #5「Spring Grieving」が、去る5月19日に東京・サンモールスタジオで開幕した。
これは、Mo'xtraの
井上は、2作品について「全く色合いの異なる二つの物語ではありますが、同じ手法で、同じ空間で立ち上げられる、双子のような作品になりました」とコメントしつつ、「真摯で誠実で才能溢れる13人の俳優陣と、思いや理想を共有する素晴らしいスタッフ陣とで作り上げた、シンプルで美しい二つの作品です。ぜひ劇場にてお立ち会いください」と来場を呼びかけた。
上演時間は「桜川家の四兄弟」が約1時間50分、「春を送る」が約1時間40分。公演は5月31日まで東京・サンモールスタジオにて。
井上裕朗コメント
今回は劇作家の須貝英くんを迎えて、ユニットとして初めて新作に挑戦をしています。近しい人の「死」を通して、遺された人間がその「喪失」をいかに受け止め、受け入れ、「再生」していくかについての物語を二本作りました。「桜川家の四兄弟」は、母の死を経て、遺された四兄弟の思いが渦巻く三日間を描いた「動」の物語。「春を送る」は、ハラスメントが原因の自死かもしれない弟の死を経て、遺された父と兄の二年に渡る変化を描いた「静」の物語。全く色合いの異なる二つの物語ではありますが、同じ手法で、同じ空間で立ち上げられる、双子のような作品になりました。
この二作品には「奥谷基次郎」という共通の登場人物が出てきます。2011年~2013年の「春を送る」で描かれる物語を経て、2022年の「桜川家の四兄弟」にも再び登場してきます。それぞれ独立した作品ではありますが、二本合わせて観ていただくと、彼の人生が浮かび上がってくるような作りにもなっています。
真摯で誠実で才能溢れる13人の俳優陣と、思いや理想を共有する素晴らしいスタッフ陣とで作り上げた、シンプルで美しい二つの作品です。ぜひ劇場にてお立ち会いください。
PLAY/GROUND Creation #5「Spring Grieving」
2023年5月19日(金)~31日(水)
東京都 サンモールスタジオ
作:
演出:
音楽:
キャスト
side-A「桜川家の四兄弟」
桜川恵一:
桜川勇気:
桜川制多:
桜川正義:河原翔太
白水舞花:森川由樹
桜川佳澄:
桜川裕美:
奥谷基次郎:
side-B「春を送る」
奥谷曾太郎:
奥谷基次郎:
東風元:伊藤白馬
川神早月:
美甘春人 / 奥谷杜子春:
鍛治本大樹 @kajimotodaiki
撮影 保坂萌@mushirase 大先生 https://t.co/I2I9rSB1ET