戦争が奪うものの恐ろしさとは?長塚圭史「モグラが三千あつまって」チラシ完成

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7月14日から30日まで東京・新国立劇場 小劇場で上演される舞台「モグラが三千あつまって」のチラシが到着した。

演劇「モグラが三千あつまって」チラシ

演劇「モグラが三千あつまって」チラシ

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本作は長塚圭史が上演台本・演出を手がける、“こどもも大人も楽しめるシリーズ”の最新作。このたび公開されたチラシには、たくさんのタロイモに囲まれたモグラ族と、それらを狙うイヌ族、ネコ族の姿がイラストで収められた。また、題字には「この中にモグラは何匹隠れているでしょうか?」というクイズが載り、遊び心にあふれたチラシとなっている。

これまで「音のいない世界で」「かがみのかなたはたなかのなかに」「イヌビト~犬人~」といった大人と子供に向けた作品を発表してきた長塚は、今回、武井博の児童文学を原作にした音楽劇に挑戦。近藤良平が振付を、阿部海太郎が音楽をそれぞれ担い、出演者には吉田美月喜富山えり子小日向星一栗原類が名を連ねた。

長塚は公演に向けて「私がこの本に出会ったのは9歳の頃。おそらくこの童話本に出会った少年少女は、少なからず衝撃を受けたのではないかと思います。少なくとも私はその一人です。知恵者モグラのマチェックが仲間たちと共に、大きな体のイヌやネコを相手に大活躍する冒険譚として読み進めていると、思いがけない展開に息を呑むことになりました。戦争が奪うものの恐ろしさは人間界も動物界でも変わりません。これは戦争を生で体験した作者の思いがぎっしりと詰まった、心揺さぶる童話です」と作品について思いを語った。

チケットの一般販売は5月21日10:00にスタート。

長塚圭史コメント

作者の武井博氏はプロデューサーとしてNHK「ひょっこりひょうたん島」の企画・演出を手掛けていました。この童話は、武井さんがある朝、自宅の庭でモコモコと土中から現れた或るモグラから 聞いたお話だそうです。とても不思議なことですが、そんなこともあるのかもしれません。

私がこの本に出会ったのは9歳の頃。おそらくこの童話本に出会った少年少女は、少なからず衝撃を受けたのではないかと思います。少なくとも私はその一人です。知恵者モグラのマチェックが仲間たちと共に、大きな体のイヌやネコを相手に大活躍する冒険譚として読み進めていると、思いがけない展開に息を呑むことになりました。戦争が奪うものの恐ろしさは人間界も動物界でも変わりません。これは戦争を生で体験した作者の思いがぎっしりと詰まった、心揺さぶる童話です。

出演者はモグラが三千匹も出てくるのに4人です。イヌ族ネコ族も出てくるのに4人。こんな途方もないようなことを成し遂げるには、やっぱりお客さまの力が必要です。舞台をぐるりと囲んで、一緒にこの物語を紡いでいただければと思います。音楽に阿部海太郎さん、振付は近藤良平さん。とにかく劇場を縦横無尽に駆け回り、私が子供の頃から愛するこの隠れた名作に、新たな命を全力で吹き込みたいと思います。

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演劇「モグラが三千あつまって」

2023年7月14日(金)~30日(日)
東京都 新国立劇場 小劇場

原作:武井博
上演台本・演出:長塚圭史
振付:近藤良平
音楽:阿部海太郎

出演:吉田美月喜富山えり子小日向星一栗原類

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読者の反応

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仁木 祥太郎 にき しょうたろう @taroiangle

どんなお話か気になる人、チェックです!
#モグラが三千あつまって
#新国立劇場の演劇 https://t.co/FWl5wmTyZQ

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