串田和美、2作品同時上演の開幕に「自分にとっての演劇の確信を再確認できた」

「独り芝居『月夜のファウスト』 / 前芝居『阿呆劇・注文の多い地下室』」が、昨日5月13日に東京・音楽実験室 新世界で開幕した。

これは、串田和美が作・演出・出演を担う一人芝居「独り芝居『月夜のファウスト』」と、串田和美が構成・演出を手がける新作「前芝居『阿呆劇・注文の多い地下室』」を同時上演するもの。「阿呆劇・注文の多い地下室」には、真那胡敬二と串田十二夜が出演する。

会場となる音楽実験室 新世界は、串田和美らが結成した劇団・自由劇場（のちのオンシアター自由劇場）の活動拠点だった、六本木の自由劇場跡地にあるライブハウス。初日を終え、串田和美は「とても良い初日でした。アンダーグラウンドシアター自由劇場は、物理的にはかなり変わってしまった面もありましたが、何て言うのだろうか、何か漂っている暖かさ、真剣さ、神々しさのようなものが残っていたと思う。観客もきっとそれを感じたに違いない。だからのびのびと自由に演じられた。と同時に自分にとっての演劇の確信を再確認できたと思う。さて明日はどうだろう？」とコメントした。

上演時間は「阿呆劇・注文の多い地下室」が約40分、途中休憩が約15分、「月夜のファウスト」が約1時間20分の、合計約2時間15分。公演は5月21日まで。なお本日5月14日には、串田和美が劇団・自由劇場のメンバーだった笹野高史とのトークイベント「串田和美・スペシャルトークショウ」が行われた。