「HUNTER×HUNTER」開幕！山崎彬が大友至恩に太鼓判「ゴンと同じ目をしている」

「『HUNTER×HUNTER』THE STAGE」が、本日5月12日に東京・天王洲 銀河劇場で開幕。これに先駆け、同日ゲネプロと初日会見が行われた。

「HUNTER×HUNTER」は、1998年に「週刊少年ジャンプ」（集英社）で連載が開始された冨樫義博のマンガ。父に会うため、父と同じハンターを目指すべく過酷な試練に立ち向かう主人公のゴンと、その仲間であるキルア、クラピカ、レオリオらの旅が描かれる。同作を原作とした「『HUNTER×HUNTER』THE STAGE」では、悪い芝居の山崎彬が脚本・演出を担当。ゴン役を大友至恩、キルア役を阿久津仁愛、クラピカ役を小越勇輝、レオリオ役を近藤頌利が演じる。

劇中では、ハンター試験に挑むことになったゴンたちが、力を合わせて試験をクリアしていく様子が描かれる。オーディションでゴン役を射止めた15歳の大友は、舞台上を元気いっぱいに駆け回り、好奇心旺盛で真っすぐな心を持つゴンを体現。そんなゴンのハンターとしての力に興味を持ち、“興奮”するヒソカ（丘山晴己）や、キルアの前に立ちはだかる兄・イルミ（上田堪大）らの登場シーン場面にも注目してほしい。

初日会見には、大友をはじめとするキャスト6名と、脚本・演出を手がける山崎が出席。大友は「誰もけがをすることなく、初日を迎えられたことをとてもうれしく思います。皆さんに楽しんでもらえる作品をお届けできるよう、千秋楽までがんばります！」と意気込みを語り、阿久津は「セットも小道具も、すべてが『HUNTER×HUNTER』の世界を再現したものになっています。皆さんを圧倒するような舞台を作れるようにがんばりたい」と笑顔を見せる。

小越は「最後まで全員で走って、観客の皆さんと一緒に素敵な冒険ができたら良いなと思います」と観客に語りかけ、近藤は「今日この日から演劇界が盛り上がっていくんじゃないかという実感があります。『HUNTER×HUNTER』、ぜひ楽しみにしてください」と手応えを述べた。

上田は「こうやって、初日前に報道陣の方から取材を受けるのはいつぶりでしょうか……無事に初日の幕が開いて本当にうれしいです。この『HUNTER×HUNTER』を機にリスタートできれば」と気持ちを新たにする。丘山は「リンゴちゃんたち、元気ー？ 良い子にしてたー？」とヒソカをイメージしたあいさつで会場を和ませ、「たくさんのスタッフさんに支えられてここ（初日）まで来られたので、もう勝ちだなと思いました！」と自信たっぷりの様子で語る。

連載初期から原作を読んでいたという山崎は「僕自身が『HUNTER×HUNTER』を読んだときに感じたワクワクを、皆さんにも客席で味わってもらいたいと思い、一生懸命作ってまいりました。舞台ならではの歌、ダンス、身体表現などを使って『HUNTER×HUNTER』の世界を表現しています。千秋楽までよろしくお願いします」とコメント。また、「稽古自体がハンター試験のような感じでしたね」と振り返りつつ、「大友くんはオーディションの段階から、ゴンと同じ目をしていると思っていましたが、稽古をする中でより一層ゴンに近づいていく姿を見ているのが本当に楽しかったです。大友くんが成長していくさまと、ゴンが成長していくさまを重ねて観ていただけたら」と見どころを語った。

上演時間は休憩ありの約3時間で、公演は5月28日まで。DMM TVでは一部公演が配信され、10月25日には本作のBlu-ray / DVDが発売される。