明日海りお＆戸田恵子の“エリヘレ”開幕！「愛が詰まった作品になった」

ミュージカル「エリザベス・アーデン vs.ヘレナ・ルビンスタイン -WAR PAINT-」が、5月7日に東京・日生劇場で開幕した。

本作は、ダグ・ライトの脚本、スコット・フランケルの音楽で2017年にアメリカ・ニューヨークのブロードウェイで上演された作品。劇中では、20世紀前半の化粧品業界に革命を起こした2人の女性、エリザベス・アーデンとヘレナ・ルビンスタインの物語が描かれる。日本初演となる今回は、翻訳・訳詞・演出をG2が担当。出演者にはエリザベス役の明日海りお、ヘレナ役の戸田恵子のほか、上原理生、吉野圭吾らが名を連ねた。

初日を前に行われた取材会で、明日海は戸田の印象を「テレビで拝見していた印象よりも、普段はおしとやかで静かな方。でも舞台に立たれるとパワフルで、止まることなく進化していかれる」と語る。戸田も明日海を「宝塚の元男役とは思えないほど華奢だが、本当にタフ。さすが宝塚で数々のステージを踏んでこられた方」と称賛した。

作品について明日海は「やることがこんなにたくさんあるんだなと。そのぶん、やりがいがあり、愛が詰まった作品になったと思います」と思いを述べ、戸田は「絶頂期から始まり、落ちていくさまを描く珍しい形態のミュージカル。切ないけれど、美しい。最後まで美しいです」と口にした。

上演時間は休憩20分を含む約3時間。東京公演は5月17日まで行われ、その後は27日から29日まで大阪・森ノ宮ピロティホール、6月2日から4日まで愛知・御園座、8日から13日まで京都・京都劇場でも上演される。

※初出時、人名表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。