「せたがやこどもプロジェクト2023」開催に白井晃「絶対忘れないような体験があるはず」

7・8月に東京・世田谷パブリックシアター、東京・シアタートラムなどで開催される「せたがやこどもプロジェクト2023」の詳細が決定した。

これは世田谷パブリックシアターが開場以来行っている、子供たちに舞台芸術との出会いの場を提供するプロジェクト。「せたがやこどもプロジェクト2023」のステージ編では、7月17日に春風亭一之輔による「せたがや 夏いちらくご」、22日から8月6日までミュージカル「カラフル」、11日から20日まで「メルセデス・アイス MERCEDES ICE」が、それぞれ世田谷パブリックシアターで上演される。またシアタートラムでは、7月28日から30日までラルンベ・ダンサ「エアー～不思議な空の旅～」、8月5・6日に朗読劇「『この子たちの夏』1945・ヒロシマ ナガサキ」の公演が行われる。

さらに「せたがやこどもプロジェクト2023」のワークショップ編では、世田谷パブリックシアターの稽古場を会場に、小学生から高校生までを対象とした「エンゲキワークショップ」を開催。世田谷パブリックシアターでは、「せたがやこどもプロジェクト2023」の開催に際してインターンを募集する。詳細は公式サイトで確認しよう。

世田谷パブリックシアター芸術監督の白井晃は「面白いこと、びっくりすること、笑うこと、涙が出たり、感動したりすること。いつもは感じたことがないようなドキドキが劇場にはたくさんあるんです。たぶん、みなさんが、これからも絶対忘れないような体験がそこにあるはずです。だから、劇場に遊びにきませんか？ ここでしか感じることができない、たくさんのワクワクがあります。みなさんと、劇場で会えることを楽しみにしています」と子供たちに向けてメッセージを送った。

白井晃メッセージ

みなさん、世田谷パブリックシアターを知っていますか？

三軒茶屋の駅のそばに立っているキャロットタワーの三階にある劇場（げきじょう）のことです。

そして、もう一つ。世田谷線の駅のそばにもシアタートラムという劇場（げきじょう）もあります。

劇場ってなんでしょうか？

皆さんは、劇場に行ったことはありますか?

劇場は、お芝居や、ダンス、サーカス、音楽、落語など様々なことが行われる場所です。

みなさんが集まると、劇場に灯りがともり、さまざまな作品が始まります。

役者さんと言われる人たちが現れて、演じたり歌ったりします。

ダンサーと言われる人たちが出てきて踊ります。

ミュージシャンと言われる人が楽器を演奏します。

スタッフと言われる人たちが、明かりを入れて、幕が上がり、音楽が始まると、ほら。

そこには、ふだん、家や学校では見ることができない、不思議な世界と時間があるんです。

面白いこと、びっくりすること、笑うこと、涙が出たり、感動したりすること。

いつもは感じたことがないようなドキドキが劇場にはたくさんあるんです。

たぶん、みなさんが、これからも絶対忘れないような体験がそこにあるはずです。

だから、劇場に遊びにきませんか？

ここでしか感じることができない、たくさんのワクワクがあります。

みなさんと、劇場で会えることを楽しみにしています。