これは三好十郎による戯曲。ナイトクラブのステージで、引退ショーを行うストリップダンサーの緑川美沙は、生まれてから敗戦を経て東京でダンサーになるまでの思いを、自身最後のステージで語り始め……。
上演に向けて演出の
河井朗コメント
「殺意(ストリップショウ)」で緑川美沙によって語られているのは戦争を経験したストリップダンサーの恋心、愛国心、憎悪、後悔などの複雑な感情とその半生についてです。70年以上も前に書かれたその言葉は私たちにはもしかすると、既に遠くなったものかもしれません。しかし彼女の言葉にしばらく耳を傾けていると、当時と現在の社会状況がさほど変わらないような気がしてくるのです。ルサンチカでは、これまで多数の人々に「仕事」や「争い」についてインタビューを行い、その言葉のコラージュによっていくつかの作品を制作しました。この度の公演では、そのうちの「SO LONG GOODBYE」(2020)や「GOOD WAR」((2021-2023)に出演していただいた渡辺綾子さんをお招きします。 近年、実在の人物によって語られた言葉と向き合ってきたルサンチカが、三好十郎の膨大な台詞 をどのように語るのか、ぜひご期待ください。
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