6月に東京・大阪で上演される「バーン・ザ・フロア BE BRAVE. TOGETHER.」の製作発表が本日4月6日に東京都内で行われた。
世界30カ国以上で上演されている本作は、1999年にイギリスで初演されたダンス作品。日本では2002年以降、10回の来日公演が実施され、2020年にも上演が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響で中止となっていた。今回の公演には、2020年公演にも出演予定だった
製作発表には西川、ダンサーのディロン・ダニエルズ、マルチェラ・ソリメオ、増田隆が参加。ダンサー3名はパッションあふれるダンスシーンを披露し、作品のエッセンスを伝えた。
西川は前回公演の中止を振り返り、「3年間、開催を待ち望んでおり、やっと皆さんにお披露目できるということで、すごくワクワクしています。2019年に韓国公演を拝見したんですが、そのときもすごい迫力で。先ほど(3名に)袖でお会いしたときもそうでしたが、カンパニーの皆さんがとても明るいんです。その雰囲気が日本公演でも客席を丸ごと包み込んでくれると思っています」と語る。
本公演では日本版として新たな振付のほか、西川やQUEENの楽曲が使用され、歌とダンスのコラボレーションが展開する。歌唱に徹する西川に、踊る姿を期待されているのではと司会の藤本万梨乃フジテレビアナウンサーが投げかけると、「膝に爆弾を抱えていて、靭帯も切れているので、僕は踊らないで逃げ切りたい」と、西川は“踊れない身体であること”をアピール。「もし、ダンスを要求されたら?」の問いには、「顔で踊るタイプの“顔(ガン)サー”として、表情でお届けしたい」と言い、周囲の笑いを誘った。
ダニエルズとソリメオは本公演で初来日。公演に向けての期待を尋ねられると、ダニエルズは「日本の観客の皆さんの素晴らしいエネルギーを受け取った我々が、また、皆さんに情熱を届ける。そういった交流ができることを楽しみにしています」とコメント。また、滞在中は寿司ばかり食べているというソリメオは「日本の皆さんはとても謙虚で親切で、特別な国だと感じています。また6月に帰ってきて、いろいろな思いをシェアできればうれしい」と語った。カンパニー唯一の日本人キャストで、日本でモデル活動の経験もある増田は、「『バーン・ザ・フロア』の一員としてこのツアーに参加できて本当にうれしいです。僕がダンスする姿を観たことのない親戚にも来てもらいたいですし、母親が貴教さんのファン。彼女もすごくうれしがってくれているので、それも楽しみ」と明かした。
西川は「客席に歓声が戻りつつあるタイミングで皆さんにパフォーマンスを届けられることを、うれしく思います。カンパニーの一員として今回、ステージに立てることを誇りに思いますし、ダンスショーをあまり観たことのない方でも、きっとパフォーマンスのファンになっていただけると思うので、ぜひご覧いただきたいです」と語り、製作発表を締めくくった。
公演は6月14日から18日まで東京・日本青年館ホール、20日から25日まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて行われる。
「バーン・ザ・フロア BE BRAVE. TOGETHER.」
2023年6月14日(水)~18日(日)
東京都 日本青年館ホール
2023年6月20日(火)~25日(日)
大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
出演:バーン・ザ・フロア・カンパニー
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