ヒップホップをモチーフにした、サファリ・P「透き間」が愛知・大阪2都市ツアー

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サファリ・P 第9回公演「透き間」が5月に愛知と大阪で上演される。

サファリ・P 第9回公演「透き間」ティザービジュアル(撮影:坂下丈太郎)

サファリ・P 第9回公演「透き間」ティザービジュアル(撮影:坂下丈太郎)

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サファリ・P 第8回公演「透き間」(イスマイル・カダレ「砕かれた四月」より)より。(撮影:松本成弘)

サファリ・P 第8回公演「透き間」(イスマイル・カダレ「砕かれた四月」より)より。(撮影:松本成弘)[拡大]

「透き間」は、アルバニアの代表的な作家イスマイル・カダレの小説「砕かれた四月」を出発点とした山口茜のオリジナル作品。昨年初演され、再演となる今回は、山口が芸術監督を務める愛知・メニコン シアターAoiと、大阪のin→dependent theatre 2ndで上演される。

サファリ・P 第8回公演「透き間」(イスマイル・カダレ「砕かれた四月」より)より。(撮影:松本成弘)

サファリ・P 第8回公演「透き間」(イスマイル・カダレ「砕かれた四月」より)より。(撮影:松本成弘)[拡大]

母に遊びを禁じられて育ったネリネは、有名な小説家の恋人として、ある“しきたり”に縛られた山岳地帯への取材旅行に同行するが……。

サファリ・P 第8回公演「透き間」(イスマイル・カダレ「砕かれた四月」より)より。(撮影:松本成弘)

サファリ・P 第8回公演「透き間」(イスマイル・カダレ「砕かれた四月」より)より。(撮影:松本成弘)[拡大]

上演に向けて山口は「今回の作品のモチーフはヒップホップです。劣悪な環境で育った若者たちの間で発祥したヒップホップは、暴力ではなく表現で勝ち負けをつけようとするものです。世界では実際に今も戦争が起き、多くの人が暴力を振るわれています。同じ地球に生きる私たちも、大なり小なり影響を受けているし、実際に多くの人が、身体的にも精神的にも、他者を傷つけることで自らの主張をせざるを得ない状況に追い込まれています。いつの時代も、劣悪な環境に置かれると、暴力という手段に出てしまう人間の本性を、なんとか表現に逃せないか。そういう祈りを作品に込めました」とコメントした。チケットは3月11日10:00に販売をスタートする。

山口茜コメント

今回の作品のモチーフはヒップホップです。劣悪な環境で育った若者たちの間で発祥したヒップホップは、暴力ではなく表現で勝ち負けをつけようとするものです。世界では実際に今も戦争が起き、多くの人が暴力を振るわれています。同じ地球に生きる私たちも、大なり小なり影響を受けているし、実際に多くの人が、身体的にも精神的にも、他者を傷つけることで自らの主張をせざるを得ない状況に追い込まれています。いつの時代も、劣悪な環境に置かれると、暴力という手段に出てしまう人間の本性を、なんとか表現に逃せないか。そういう祈りを作品に込めました。

ちなみに下敷きとなった小説「砕かれた四月」(イスマイル・カダレ)には、3年を費やしてきました。これまでのどの作品とも違う、完全なる新作ではありますが、これまで作った3作品なくしてはたどり着けない境地に至った感覚があります。

アルバニアに今も残る復讐の掟とそれにまつわる人間模様から、本質的な課題を取り出し、現代の私たちに手触りのある世界を立ち上げます。

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メニコン シアターAoi 芸術監督作品 名古屋・大阪二都市ツアー サファリ・P 第9回公演「透き間」

2023年5月14日(日)
愛知県 メニコン シアターAoi

2023年5月20日(土)~22日(月)
大阪府 in→dependent theatre 2nd

上演台本・演出:山口茜
作曲:増田真結
出演:芦谷康介、佐々木ヤス子、達矢 / F.ジャパン、森裕子、山田蟲男

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読者の反応

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大熊隆太郎🪩 @Okuma_Ryutaro

いや見たすぎるやろ https://t.co/5f6ZMqQl0S

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