「火の顔 / アンティゴネ」が、4月8日から16日まで東京・吉祥寺シアターで上演される。
本公演では翻訳・ドラマトゥルクを大川珠季、演出を
マリウス・フォン・マイエンブルク「火の顔」では、とある4人家族が描かれる。父は現実から目を背け、母は母性をアピールし、姉は外の世界を夢見て、弟は爆弾作りに没頭していた。そこに突然、姉の恋人が現れ……。また「アンティゴネ」では、ベルトルト・ブレヒトがソフォクレスのギリシャ悲劇を改作した物語が展開する。
川崎は「普段僕の事を知ってくださっている方には新しい自分を見せ、初めて僕のことを知ってくださる方にはジャニーズJr.の可能性を感じてもらえるように精一杯頑張ります。よろしくお願い致します!」とコメント。深作は「同じ敗戦国として、まったく違った歴史を歩んできた二つの〈戦後史〉を描きながら、いまを生きる僕たち自身の足元を、くっきりと照らし出すことが出来たらと思います。家族のように信頼する深作組のキャスト・スタッフと共に挑戦する、新たな野心作。どうか劇場で、目撃してください」とメッセージを送った。
川崎星輝コメント
「火の顔 / アンティゴネ」に出演させていただく少年忍者の川崎星輝です。この仕事が決まったと聞いた時は、いろんな意味で胸がドキドキで一杯になりました。それは同じ少年忍者のメンバー北川拓実が初演でクルトを演じ、観劇させていただいた際に衝撃を受けたからです。「火の顔」では主演のクルト役を演じさせていただきます。普段はアイドルとして活動していますが、「役者」川崎星輝として、この舞台に全力を尽くした時、人として、役者として、大きく成長できると思うので温かく見守っていて頂けると幸いです。そして、普段僕の事を知ってくださっている方には新しい自分を見せ、初めて僕のことを知ってくださる方にはジャニーズJr.の可能性を感じてもらえるように精一杯頑張ります。よろしくお願い致します!
深作健太コメント
深作組の第一回作品であり、代表作でもある、マイエンブルク作「火の顔」。
この作品が演出したくて、僕は〈演劇〉の演出家になりました。
初演の時は、客席から見守ってくださっていた川崎星輝くんが今17才となり、初主演作として、クルト役を新たなアプローチで作り上げます。
どんな熱い〈炎〉を繊細に、そして過激に、燃焼してくれるのか。今から稽古が楽しみです。
そして、ブレヒトが戦火のベルリンを重ねて描いた、ギリシア悲劇『アンティゴネ』。
大浦千佳ちゃんを初めて舞台で観たのは、もう十年前。以来すっかり彼女のファンとなり、一緒に作品を作りあげて来たのですが、今回はついに念願のアンティゴネ役で、演劇史上もっとも重要な、そして強靱な、国家を〈告発〉する永遠のヒロインを演じます。
時代も国境も超えた二つの家族劇を、同じキャスト、同じセットで上演することで浮かび上がるのは、抑圧された子供たちからオトナへの、普遍的な〈反抗〉の物語。
いま〈新しい戦前〉という言葉が囁かれていますが、そんな〈分断〉の時代だからこそ、僕たちは心の〈国境線〉を壊し、〈思考停止〉に警鐘を鳴らさなくてはなりません。
ドイツと、日本――
同じ敗戦国として、まったく違った歴史を歩んできた二つの〈戦後史〉を描きながら、いまを生きる僕たち自身の足元を、くっきりと照らし出すことが出来たらと思います。
家族のように信頼する深作組のキャスト・スタッフと共に挑戦する、新たな野心作。
どうか劇場で、目撃してください。
「火の顔 / アンティゴネ」
2023年4月8日(土)~16日(日)
東京都 吉祥寺シアター
原作:マリウス・フォン・マイエンブルク「火の顔」、ベルトルト・ブレヒト「アンティゴネ」
翻訳・ドラマトゥルク:大川珠季
演出:
出演
「火の顔」:
「アンティゴネ」:大浦千佳、宮地大介、富田健太郎、小林風花、葉山昴、愛原実花、川崎星輝(少年忍者 / ジャニーズJr.)
※「火の顔」出演時の富田健太郎と葉山昴、大浦千佳と小林風花はWキャスト。
※川崎星輝の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。
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深作健太が演出するドイツ家族劇「 #火の顔 / アンティゴネ」に #少年忍者 ・ #川﨑星輝 ら - ステージナタリー
「火の顔 / アンティゴネ」
2023年4月8日(土)~16日(日)
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