歌舞伎座新開場10周年記念、こけら落とし公演を本日から配信「壽曽我対面」は同時視聴イベントも

歌舞伎オンデマンドにて「歌舞伎座新開場10周年特集」が、本日3月1日より実施される。

これは、歌舞伎座が4月に新開場10周年を迎えることを記念し、2013年の新開場当時に行われたこけら落とし公演のうち、4演目を順に配信する特集企画。配信される演目には、「壽曽我対面」「忍夜恋曲者 将門」「梶原平三誉石切 鶴ヶ岡八幡社頭の場」「伽羅先代萩 御殿・床下」がラインナップされている。

「壽曽我対面」では、曽我兄弟を尾上菊之助と市川團十郎（当時は市川海老蔵）、工藤祐経を片岡仁左衛門が演じ、「忍夜恋曲者 将門」では、坂東玉三郎が傾城如月に扮し、尾上松緑演じる大宅太郎光圀と立廻りを見せた。「梶原平三誉石切 鶴ヶ岡八幡社頭の場」では、梶原景時を中村吉右衛門、大庭景親を尾上菊五郎が勤め、「伽羅先代萩 御殿・床下」では、坂田藤十郎が自身の当たり役である乳人政岡、そして松本白鸚（当時は松本幸四郎）が仁木弾正を演じている。

さらに「壽曽我対面」においては、同作をオンラインで同時視聴する生配信イベントが、4月15日14:00から開催される。同イベントは、イヤホンガイド解説者と共に、本作の見どころや約10年間にわたる歌舞伎の歩みを振り返る内容となっている。本編前後のトーク付き。

なお既報の通り、シネマ歌舞伎では、第四期歌舞伎座が建て替えのために幕を下ろしたタイミングに公開されたドキュメンタリー映画「わが心の歌舞伎座」の再上映が決定しているので、併せてチェックしよう。