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本作は、昨年9・10月に上演された「『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《どついたれ本舗 VS Buster Bros!!!》」の舞台映像に映画館限定の編集を施したもの。劇中では、白膠木簓(荒牧)、躑躅森盧笙(里中)、天谷奴零(郷本)から成るオオサカ・ディビジョン“どついたれ本舗”と、山田一郎(高野)、山田二郎(松田)、山田三郎(長島)から成るイケブクロ・ディビジョン“Buster Bros!!!”の初対決が描かれる。
本作は、「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage」(以下ヒプステ)初の映画化作品というだけでなく、3面ライブスクリーンで上映された日本初の長編映画でもある。実際に鑑賞した荒牧は「全景とアップが同時に観られ、舞台作品との親和性の高さを感じた」、高野は「迫力を体感できる点で、ヒプステはぴったり」と興奮した様子を見せる。荒牧は「(公演中は)日替わりネタを毎日考えていましたが、収録日には『映画にちなんだネタ入れたいね』となり、『NO MORE 映画泥棒』のネタをやりました。当日観劇された方は不思議に思われたと思いますが、実はこのためでした!」と説明。永島がお気に入りシーンとして「『映画泥棒』のくだりのあと、簓から『一郎、今のどうや?』と振られた洸くんの、ちょっと間を開けて言う『……それは“時間泥棒”っすよ』(という返し)が大好き」と称賛した場面では、観客から同意の拍手が沸いた。
高野は「山田一郎として大阪に遊びに行って、簓たちと絡むシーンの気まずさが半端ない(笑)。簓のボケがいつ飛んでくるかわからなくて、稽古場の段階から笑っちゃって」と話す。「日替わりネタについて、メイクルームで毎日30分くらい詰めている様子を見て、さすがだなって。“簓の魂を継いだ”というか……」と続けた高野は、周囲から「継いだ!? 引退でもされたんですか?」とツッコミを受け、笑いを誘う。荒牧は「一郎が困っている姿がだんだん愛おしく思えてきたので、(観客の)皆様にもそんな一面を見てほしいと思って、洸に無茶ぶりしましたね」と説明した。
松田は、昨年からヒプステカンパニーに加わった永島の名前を挙げ、「自分が初めてヒプステをやったときの姿を見ているようで、とにかく可愛かった」と述懐する。その言葉を受けて照れる永島を見た松田は「本番中だけじゃなく、いつでもこんな感じです(笑)」と永島の“三男”らしさを紹介した。そんな永島は「僕はずっとヒプステを観ていたので、作品を作る過程を知れたことがめちゃめちゃうれしかったですし、『皆さん、こんなに優しい方々だったんだ……!』と全部が全部驚きでした。例えば、ラップや映像に合わせた動きが難しかったのですが、昇大くんが兄弟喧嘩のシーンなどで丁寧に教えてくれて、すごく助かりました」と語った。
髪型を“盧笙風”にして登壇した里中は「“山田の3人”が一生懸命やっている姿が本当に兄弟のようで、オオサカの3人はそれを見守りながら『俺たちもがんばろう』と思っていました。温かい思い出しかないですね」と振り返る。それにうなずいていた郷本は、司会から「“お父さん”の郷本さんはいかがですか?」と聞かれノリツッコミをしつつ、「龍(永島)は息子のようでもあり、ヒプステの新メンバー同士として支え合える存在でもあった」「昇大と将道は、役柄の影響で恐れていたが、蓋を開けたら優しかった」「マッキー(荒牧)とは長い付き合いなので、一番家族感があった」とコメント。
一方、高野について郷本は「別の作品で共演したときには『穏やかで優しい、良い子だな』と思っていたんですけど、今回はすっげえ挑戦的な目を俺に向けてくるんですよ。“何かやってくれるんすか?”みたいな(笑)。ほかの人は見たことないと思うんですけど! きっと親にも見せたことがない! そんな表情をしてくるんです!」と訴える。それが功を奏し、「一郎と零の関係性をうまく表現できた」とも。それを聞いていた高野が「ヘッヘ」と笑うと「皆さん見ましたか? この感じをいつも出してくるんです!」と郷本がすぐさま反応し、会場の笑いを誘った。
またイケブクロ・ディビジョンに対する印象の変化を聞かれた荒牧が「洸のラップを目の前で浴びて、改めてめちゃめちゃカッコいいなと。一郎らしい気迫が伝わってきました」と言葉に力を込めて話すと、高野は「いやあ、うれしいですねえ……一郎はラップにかける思いが強いはずなので、めちゃくちゃうれしい」と言葉少なに喜びを噛み締める。続いて高野が「オオサカはギラギラで華やかな印象があったのですが、今回はオオサカ内の物語も深くまで描かれていたり、3人の裏の様子も見られたりして、良いチームだなと感じました」と語ると、オオサカ・ディビジョンのメンバーは口々に「めちゃくちゃうれしいです」と応酬した。
なお昨日は全員そろいのTシャツが用意されていたが、郷本は私服で登壇するものと勘違いし、零をイメージした服装を用意して来てしまった。そのため1人ジャケットを羽織っているが、「張り切って新調してきた」というオレンジ色のセーターはお蔵入りとなった。
「《『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《どついたれ本舗 VS Buster Bros!!!》 -Cinema Edit-》」は1月20日に全国公開され、一部劇場では3面ライブスクリーン上映も行われている。2月3日以降は、3面ライブスクリーン上映劇場にて、発声ありの応援上映が開催される。
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