「群羊」は、
岩崎正裕コメント
タイトル「群羊」は「ぐんよう」と読む。文字通り羊の群れのこと。弱き者の総称でもある。ここ何年か、押せども引けども開かむ扉のような物の前に立っている気分である。おそらくそれは私に限ったことではなく、それぞれの人の前に閉ざされた扉が無数にあるように思われるのだ。これまで私の書く劇は、喩えるならその扉の向こうに手を延ばす葛藤のようなものが、やがてカタルシスに結び付くという構成であった。今回はそれをやめてみる。それをして「不条理」というのかも知れない。理不尽な世界の現実に為す術もなく立ち尽くすのみだ。甘やかな希望に身を委ねて語ることは今は出来ない。
都 @miyak_okonbu
本日はこちらの稽古場へ
群れる羊に群れる理由があるのかないのか、群れているのか、群れているように見えているだけなのか、群れで居ることを強いられているのか、
そんな事を考えていました。 https://t.co/7QPiE7cM25