岩崎正裕が不条理劇の手法で書き下ろす新作、劇団太陽族「群羊」

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劇団太陽族「群羊」が、3月17日から19日まで兵庫のAI・HALLで上演される。

劇団太陽族「群羊」チラシ表

劇団太陽族「群羊」チラシ表

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「群羊」は、岩崎正裕が1977年に起きた川崎バスジャック事件に触発され、不条理劇の手法で書き下ろす新作。岩崎は本作について「理不尽な世界の現実に為す術もなく立ち尽くすのみだ。甘やかな希望に身を委ねて語ることは今は出来ない」とコメントしている。チケットの販売は2月4日にスタート。

岩崎正裕コメント

タイトル「群羊」は「ぐんよう」と読む。文字通り羊の群れのこと。弱き者の総称でもある。ここ何年か、押せども引けども開かむ扉のような物の前に立っている気分である。おそらくそれは私に限ったことではなく、それぞれの人の前に閉ざされた扉が無数にあるように思われるのだ。これまで私の書く劇は、喩えるならその扉の向こうに手を延ばす葛藤のようなものが、やがてカタルシスに結び付くという構成であった。今回はそれをやめてみる。それをして「不条理」というのかも知れない。理不尽な世界の現実に為す術もなく立ち尽くすのみだ。甘やかな希望に身を委ねて語ることは今は出来ない。

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劇団太陽族「群羊」

2023年3月17日(金)~19日(日)
兵庫県 AI・HALL

作・演出:岩崎正裕
出演:岸部孝子、佐々木淳子、桐子、中西由宇佳、韓寿恵、森本研典

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読者の反応

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@miyak_okonbu

本日はこちらの稽古場へ
群れる羊に群れる理由があるのかないのか、群れているのか、群れているように見えているだけなのか、群れで居ることを強いられているのか、
そんな事を考えていました。 https://t.co/7QPiE7cM25

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