東アジア文化都市の静岡で「ふじのくに→せかい演劇祭2023」ラインナップ発表

4月29日から5月7日まで静岡で開催される「ふじのくに→せかい演劇祭2023」ラインナップが発表された。

今年は静岡県が中国の成都市・梅州市、韓国の全州市と共に東アジア文化都市に選ばれたため、「ふじのくに→せかい演劇祭2023」にも中国・韓国の作品が多数並んだ。

静岡・静岡芸術劇場では、孟京輝が演出を担う中国発の「アインシュタインの夢」と、パク・チャンギュ作、チョン・インチョル演出による「XXLレオタードとアナスイの手鏡」、アン・ウンミ振付・演出の「Dancing Grandmothers ～グランマを踊る～」という韓国の2作品が上演される。また、静岡・舞台芸術公園には、オリヴィエ・ピイが翻訳・演出を手がけた「ハムレット（どうしても！）」、パク・インヘ作・演出の「パンソリ群唱 ～済州島 神の歌～」が登場する。いずれの作品も、今回が日本初演となる。

さらに「ふじのくに野外芸術フェスタ2023静岡」では、宮城聰が泉鏡花の作品を演出し、棚川寛子が音楽を担当した「天守物語」を「東アジア文化都市」春の式典上演作品として上演。また「ストレンジシード静岡2023」のコアプログラムにはウォーリー木下による新作「χορός / コロス」（仮）がお目見えする。同作は2月28日を締切に参加者を募集中。詳細は公式サイトで確認しよう。そのほか、さらなる詳細は3月中旬に発表予定だ。