篠田千明×たかくらかずき×インドネシアのアーティストがコラボ「まよかげ／Mayokage」

「まよかげ／Mayokage」ワーク・イン・プログレス公演が、2月10日から12日まで京都・京都芸術センター 制作室1、ワーク・イン・プログレス展示が16日から19日まで同所で行われる。

「まよかげ／Mayokage」は、演劇作家・演出家・観光ガイドの篠田千明、インドネシア・ジャワ島のジョクジャカルタ出身でダランのナナン・アナント・ウィチャクソノ、アーティストのたかくらかずきが新たに生み出すパフォーマンス作品。ダランとは、ワヤンと呼ばれる人形影絵劇における人形遣いを指し、ジャワ島では、ワヤンが魔除け・厄除けのための伝統的な儀式・ルワタンとして上演されている。

「まよかげ／Mayokage」は、ルワタンで上演される演目「ムルワカラ」の主人公カラの誕生にまつわる物語。篠田の演出で展開される「まよかげ／Mayokage」では、語り・演奏・人形劇のパフォーマンスに加え、観客参加型のクイズも盛り込まれる。

ワーク・イン・プログレス公演ののちに行われるワーク・イン・プログレス展示では、作品の世界観、物語、人形にまつわる展示や、インドネシアや京都における魔除けのリサーチ報告のほか、台本やデザイン画を収録したZINEが販売される予定だ。また、今回のワーク・イン・プログレスを経て、11月にはジョクジャカルタ公演が実施される。