第10回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞にエーシーオー沖縄・名取事務所「カタブイ、1972」

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第10回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞を、「カタブイ、1972」が受賞した。

「カタブイ、1972」より。(撮影:坂内太)

「カタブイ、1972」より。(撮影:坂内太)

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「カタブイ、1972」は、エーシーオー沖縄が沖縄本土復帰50年企画として展開しているシリーズの第5弾として、エーシーオー沖縄と名取事務所が共同制作する3部作の1作目。内藤裕子が脚本・演出を手がけ、昨年11・12月に沖縄と東京で上演された。劇中では、1972年の沖縄を舞台に、サトウキビ農家を営む波平家の物語が描かれる。「カタブイ、1972」の受賞は、鹿島茂、杉山弘、辻原登、濱田元子が選考委員を務める選考会で決定され、贈賞式は3月31日に早川書房で実施される。受賞作には正賞として雑誌「悲劇喜劇」にちなんだ賞牌、副賞として100万円が贈られる。

早川書房と公益財団法人 早川清文学振興財団が主催する「悲劇喜劇」賞は、選考委員と批評・評論家の劇評意欲を刺激する優秀な演劇作品を顕彰することを目的とした賞。選考過程の採録と、選考委員それぞれが推薦する作品の劇評は、4月7日発売の「悲劇喜劇」(早川書房)5月号と早川清文学振興財団の公式サイトに掲載される。

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