中村嶺亜主演のファミリーミュージカル、演出の河原雅彦「ピュアネスを総動員」

中村嶺亜（7 MEN 侍 / ジャニーズJr.）が主演を務めるミュージカル「DADDY」が、3月から5月にかけて東京、大阪、石川、新潟、宮城、福岡で上演される。

作劇を野上絹代、演出を河原雅彦が手がける本作は、「にじ」「世界中のこどもたちが」などで知られる新沢としひこ・中川ひろたかの楽曲でつづるファミリーミュージカル。監督見習いのこーすけは、テレビの人気パペットショー番組収録中に倒れてしまう。そこに現れたのは、彼の未来の息子を名乗る少年。こーすけは少年を未来に帰すために、一緒に“音楽の種”を探すことになり……。なお劇中には、中川の絵本「こぶたのブルトン」「ショコラちゃん」シリーズのキャラクターも登場する。

出演者には中村のほか、こぶたのブルトン役の大和田美帆、イタチのアンドレ役の川久保拓司、だるまのタカサキさん役の玉置孝匡、ショコラちゃん役の野口かおる、未来からきた迷子の少年役の小山十輝（ジャニーズJr.）、そしてこーすけたちが出会うさまざまな“ダディ”役の横山だいすけらが名を連ねている。

中村は「台本を読み、とてもファンタジー溢れる作品で、子どもの頃に聴いた懐かしの音楽と可愛いキャラクターに囲まれて、とてもハッピーな気持ちになりました」とコメント。演出の河原は「だいすけお兄さんを血まみれにすることなく、新沢さん中川さんによる名曲子どもソングをゴリッゴリに編曲することもなく、僕なりのピュアネスを総動員して安心安全な子供ミュージカルを新たに誕生させるつもり。愉快でほのぼの、ちょっぴり心温まるやつ。お子様連れもそうでない方も平たくハッピーにご覧いただけるやつ。どうか信じて。バリNHK対応してみせますから。多分」と語る。

新沢と中川の楽曲は、保育園や幼稚園、こども園、学校などで歌われている。作詞の新沢は「歌いやすく、シンプルで親しみやすい、そしてエバーグリーンな中川ひろたかさんのメロディーは、常々ミュージカルにぴったり、と思っていたので、長年の夢が叶いとても嬉しいです」と上演を喜ぶ。作曲の中川は自分たちの楽曲について「ほとんどマスコミに乗ることもなく保育士さん、お母さん、子どもたちによって伝承されて行った。その絆は太くて強い」と話し、「このミュージカルは、ぼくたちの言わば『集大成』に違いない」と思いを語った。

公演は3月31日から4月9日まで東京・サンシャイン劇場、13日から16日まで大阪・森ノ宮ピロティホール、19日に石川・本多の森ホール、22日に新潟・新潟県民会館 大ホール、29日に宮城・電力ホール、5月2・3日に福岡・ももちパレスで行われる。チケットの一般販売は2月19日10:00にスタート。

中村嶺亜コメント

この度、ミュージカル「DADDY」に出演いたします7 MEN 侍の中村嶺亜です。今回、子ども向け教育番組の制作スタッフの若者の役を演じます。台本を読み、とてもファンタジー溢れる作品で、子どもの頃に聴いた懐かしの音楽と可愛いキャラクターに囲まれて、とてもハッピーな気持ちになりました。

カンパニーの皆さんと共に最高の作品を作り上げるよう精一杯頑張りますので是非皆さん会場にお越し下さい！

河原雅彦コメント

公演情報に僕の名前さえ入っていなければ、この舞台は誰がどう見ても「子供から大人まで健やかに楽しめる素敵子供向けミュージカル」以外のなにものでもない。が、ところがどうして、“演出 河原雅彦”の表記はまったくもって誤植ではない。だいすけお兄さんを血まみれにすることなく、新沢さん中川さんによる名曲子どもソングをゴリッゴリに編曲することもなく、僕なりのピュアネスを総動員して安心安全な子供ミュージカルを新たに誕生させるつもり。愉快でほのぼの、ちょっぴり心温まるやつ。お子様連れもそうでない方も平たくハッピーにご覧いただけるやつ。どうか信じて。バリNHK対応してみせますから。多分。

新沢としひこコメント

僕の作った歌たちは、主に保育園や幼稚園、こども園、学校などの現場でこどもたちに長く歌われてきました。この度、その歌たちでミュージカルが作られることになり、非常に新鮮な気持ちです。新しい形で歌に命が吹き込まれて、また違った世界が広がっていくことでしょう。歌いやすく、シンプルで親しみやすい、そしてエバーグリーンな中川ひろたかさんのメロディーは、常々ミュージカルにぴったり、と思っていたので、長年の夢が叶いとても嬉しいです。この舞台を見た帰り道、みんなが何か歌を口ずさんで いるような、そんな幸せなミュージカルに、きっとなることでしょう。

中川ひろたかコメント

新沢としひこと歌を作り始めたのは1987年。ぼくが33歳。新沢は、弱冠24歳。ほとんどが詞が先で、彼の言葉の持つ響きや匂いがぼくの新しい音楽の扉を開けた。それらの歌は、ほとんどマスコミに乗ることもなく保育士さん、お母さん、子どもたちによって伝承されて行った。その絆は太くて強い。お風呂で娘が歌う「にじ」に涙した大人は、少なくない。このミュージカルは、ぼくたちの言わば「集大成」に違いない。