「カスパー」は、実在したドイツ人孤児カスパー・ハウザーを題材とした、ペーター・ハントケの初期戯曲。幼少期より約16年間監禁され、発見されたときは1つの文章しか話せなかったと言われるカスパーが、言葉を知ることにより社会に囚われていく様を描き出す。
本作が初舞台となる寛一郎は、「舞台に立つことはこの台本と出会うまで全く考えていませんでしたが、とにかくこの作品を演ってみたいと思いました。まず作品があって、それが舞台のための戯曲だったということです」と作品への思いを説明。そして「初めて舞台で演じるにしてはハードルが高い作品かもしれないので、楽しみであると同時に、もちろん不安も感じています(笑)。そしてこの作品との出会いはこれまで生きてきた自分の人生を省みることになるかもしれません。数希な運命を生きたカスパー・ハウザーという人物をもともとご存じの方、またそうでない方にも楽しめる作品にしたいと思いますので、ぜひご来場ください」と語った。
なお演出は、「ピサロ」「兵士の物語」を担当したウィル・タケットが手がける。チケットは1月中旬に発売予定。
寛一郎コメント
まず台本が非常に興味深く、そして面白かったです。作家が描いている「言葉」というものの認識の深さ、それを反芻して、言語から身の回りの事象を捉えていくという、作家の視点がとても印象深い作品だと思い、この題材を、この作品を演ってみたい、と純粋に思いました。舞台に立つことはこの台本と出会うまで全く考えていませんでしたが、とにかくこの作品を演ってみたいと思いました。まず作品があって、それが舞台のための戯曲だったということです。初めて舞台で演じるにしてはハードルが高い作品かもしれないので、楽しみであると同時に、もちろん不安も感じています(笑)。そしてこの作品との出会いはこれまで生きてきた自分の人生を省みることになるかもしれません。数希な運命を生きたカスパー・ハウザーという人物をもともとご存じの方、またそうでない方にも楽しめる作品にしたいと思いますので、ぜひご来場ください。よろしくお願いいたします。
※初出時、出演者名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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寛一郎が「カスパー」で初舞台初主演、演出はウィル・タケット(コメントあり) https://t.co/5uKgoqIBQj