ギリシャ悲劇を通じて“許しと罰のあり方”を問う、第七劇場「メデイア」

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第七劇場「メデイア」が、12月10・11日に三重・三重県文化会館 中ホールで上演される。

第七劇場「メデイア」チラシ表

第七劇場「メデイア」チラシ表

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「メデイア」は、王女メデイアの女性であるが故の苦悩と抵抗を描いたギリシャ悲劇。第七劇場がギリシャ悲劇を上演するのは2015年の「オイディプス」以来となり、同カンパニーが三重県文化会館 中ホールで本公演を実施するのは今回が初となる。

構成・演出・美術を手がける鳴海康平は「子殺しという結果を選ぶメデイア、そして名声や若さに惹かれて変心した夫への復讐として選ばれた子殺しという結果に対して、私たちは寛容になれるのか。結果としてメデイアに子殺しを選ばせた夫イアソンに対して、私たちは寛容になれるのか。情愛や家族、親子、そしてジェンダーを色づけている価値観に、私たちはどう干渉していけるのか。メデイアという物語自体とそこから生まれる言葉から向けられる、許しと罰のあり方という問いは、私たちにとって実践的で現実的な問題であると私は感じています」と作品への思いを語った。

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第七劇場「メデイア」

2022年12月10日(土)・11日(日)
三重県 三重県文化会館 中ホール

原作:エウリピデス、セネカ、コルネイユ ほか
構成・演出・美術:鳴海康平
出演:木母千尋、小菅紘史、桑折現、諏訪七海、神代樹里菜、すぎうらまこ、山形龍平、山崎千里佳、高木友葉、水谷日向 ほか

※山崎千里佳の「崎」は立つ崎(たつさき)、高木友葉の「高」ははしご高が正式表記。

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三重県文化会館(in三重県総合文化センター) @miekenbun

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