トラム、二人芝居「建築家とアッシリア皇帝」が去る11月21日に東京・シアタートラムで開幕した。
「建築家とアッシリア皇帝」は、8月から9月にかけて上演された「毛皮のヴィーナス」に続く、“トラム、二人芝居”シリーズの第2弾。
初日を終えて、生田は「自分の限界に貪欲に挑み続ける二人の俳優にあらゆる演劇的な仕掛けで応戦してきましたが、劇場に満ちるお客様の『目』こそがこの芝居を成立させる最終兵器だったのだと、初日を迎えて確信しました」とコメント。さらに「孤島から世界に挑む二人の男の共犯者として、マグマのような時間を多くの方に一緒に過ごしていただきたいと思います」と述べる。
岡本は「今までに感じたことのない、本当のライブ感というものを感じました」と初日の実感を語り、「戯曲、演出、美術、音楽、そして役者のエネルギーと、演劇のおもしろさをわかりやすくお届けできる作品。何も考えず、気楽に劇場に来ていただけたら嬉しいです。気軽に楽しめながらも、深いメッセージも込められているので、思考が解放されるんじゃないかなと。こんな作品に関わることができて、誇らしく感じています」と話す。
成河も「生田さん演出のもと、健一さんとのグルーヴ感が日に日に高まって新たな発見があり、息が合っていく瞬間がお客様の力を借りて感じられて、終わりのない旅がはじまったな、という感じです」と言い、「もうなにも考えないで来てください。難しく考えるだけもったいないので、難しく考えずにいらしていただけると嬉しいです」と観客にメッセージを送った。
上演時間は休憩を含む約2時間50分。公演は12月11日まで。
生田みゆきコメント
アラバールが自分の身体の中に渦巻く言葉を殴り書きしたような、エネルギーに満ちたこの戯曲を何とか立ち上げるために、座組一丸となって実験を繰り返した毎日。自分の限界に貪欲に挑み続ける二人の俳優にあらゆる演劇的な仕掛けで応戦してきましたが、劇場に満ちるお客様の「目」こそがこの芝居を成立させる最終兵器だったのだと、初日を迎えて確信しました。これからも実験が続くこの公演ですが、孤島から世界に挑む二人の男の共犯者として、マグマのような時間を多くの方に一緒に過ごしていただきたいと思います。
岡本健一コメント
今までに感じたことのない、本当のライブ感というものを感じました。広大だったり、果てしなさを感じさせたり、かと思えばミニマムな部分もあったり。そんなアラバールが生み出した世界観と生田さんの演出、そして相手が成河だからこそ感じたライブ感なのだと思います。
戯曲、演出、美術、音楽、そして役者のエネルギーと、演劇のおもしろさをわかりやすくお届けできる作品。何も考えず、気楽に劇場に来ていただけたら嬉しいです。気軽に楽しめながらも、深いメッセージも込められているので、思考が解放されるんじゃないかなと。
こんな作品に関わることができて、誇らしく感じています。
成河コメント
とても楽しかったです。生田さん演出のもと、健一さんとのグルーヴ感が日に日に高まって新たな発見があり、息が合っていく瞬間がお客様の力を借りて感じられて、終わりのない旅がはじまったな、という感じです。これから楽しい毎日を過ごしたいと思います。
思っていた以上にお客様はよく理解してくださるし、僕らのもっともっと先にいらっしゃるなという感じもしたので、僕らもさらに追い越していけるようにやっていきたいと思います。
もうなにも考えないで来てください。難しく考えるだけもったいないので、難しく考えずにいらしていただけると嬉しいです。
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トラム、二人芝居「建築家とアッシリア皇帝」
2022年11月21日(月)~12月11日(日)
東京都 シアタートラム
作:
翻訳:田ノ口誠悟
上演台本・演出:
出演:
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