このたび公開されたのは、浦井扮するチャーリイ・ゴードンが、植物の入った箱を抱えているビジュアル。ビジュアル撮影後の感慨を、浦井は「2006年と2014年に演じたチャーリイ・ゴードン。ビジュアル撮影をしながら、チャーリイが今も自分の中にとても大切なものとして存在していることを実感し、胸が熱くなりました」と述べる。
さらに「実は初演の際、みんなで話し合いながら作品を作ることに驚きました。自分自身も作品の解釈や役作りに悪戦苦闘していたけれど、それがストンと腑に落ちたのは、この作品のメッセージをカンパニーのみんなで作ればいいんだ!と思えた時でした。今回、このカンパニー、このメンバーで2023年バージョンを作れることがすごく尊く、やらせていただけることに心から感謝しています。そして、2006年と2014年にアルジャーノンを演じ、僕と共にこの大切な物語を紡いでくれた森新吾くんとの絆を忘れることはありませんし、今回、ストラウス博士を彼のグループのリーダーである
本作は、ダニエル・キイスが1959年に発表した小説「アルジャーノンに花束を」を原作にしたミュージカル作品。スタッフやキャストの詳細は既報の通り。公演は、来年4月27日から5月7日まで東京・日本青年館ホール、5月13・14日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて。チケットの一般販売は、東京公演が12月17日、大阪公演が来年3月26日にスタート。
浦井健治コメント
今回再演のお話をいただいて、とても嬉しかったです。2006年と2014年に演じたチャーリイ・ゴードン。ビジュアル撮影をしながら、チャーリイが今も自分の中にとても大切なものとして存在していることを実感し、胸が熱くなりました。
特に2006年はまだ右も左もわからない中、自分にとって初の主演でしたし、無我夢中で務め、諸先輩方やスタッフさんたちに支えていただきました。稽古場で出来上がってきた曲をみんなが体育座りして聴き、「いいね!」と盛り上がった日々。創作の過程から参加することで、演劇を作る醍醐味を味わいました。2014年の再演時も稽古場で冒頭の曲がかかった瞬間に涙を流す人がいる、そんなたくさんの想いが詰まった現場で多くのことを学びました。
「アルジャーノンに花束を」の原作はダニエル・キイスの小説で、世界中で愛されているベストセラーです。SFでありながら、人間の機微、狂気、葛藤、成長が綴られ、誰でも気づきや学びを得られる物語。その物語に斉藤恒芳さんによる、センスと技術をとことん注入した、ある種実験的な音楽を乗せることで、彩り深いミュージカルになっています。その実験とは、テーマの一つである人体実験とも重なります。明るくて人が大好き、そんなピュアさゆえに人体実験に関わった主人公チャーリイの行く末……。果たしてチャーリイが関わった実験は良いことなのか?そもそも、人間の生存力と遺伝子を残すという欲のもとでパンドラの箱を開けたらどうなるのか? 周りの人たちはそれをどう受け止めるのか? 人に上下はあるのか? 一見、遠い話のように思えるかもしれませんが、今の時代、決して人ごとではない気がしますし、この作品は必ず何らかのメッセージをお届けできると信じています。この作品を観ながら気づき、発見し、日常生活のヒントにしていただけたら嬉しいです。
実は初演の際、みんなで話し合いながら作品を作ることに驚きました。自分自身も作品の解釈や役作りに悪戦苦闘していたけれど、それがストンと腑に落ちたのは、この作品のメッセージをカンパニーのみんなで作ればいいんだ!と思えた時でした。今回、このカンパニー、このメンバーで2023年バージョンを作れることがすごく尊く、やらせていただけることに心から感謝しています。
そして、2006年と2014年にアルジャーノンを演じ、僕と共にこの大切な物語を紡いでくれた森新吾くんとの絆を忘れることはありませんし、今回、ストラウス博士を彼のグループのリーダーである東山義久さんが演じることで、より特別な瞬間になることでしょう。2023年版ならではの「アルジャーノンに花束を」をみんなで力を合わせて、立ち上げていきますので、楽しみにしていてください。
ミュージカル「アルジャーノンに花束を」
2023年4月27日(木)~5月7日(日)
東京都 日本青年館ホール
2023年5月13日(土)・14日(日)
大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
原作:ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」(ハヤカワ文庫)
脚本・作詞・オリジナル演出:
演出・振付:
出演:
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中里 深華(Mika Nakazato) @mika_nakazato
観たい!!
「アルジャーノンに花束を」ビジュアル公開、浦井健治が撮影振り返る「胸が熱くなりました」(コメントあり) https://t.co/uUrxR5VRFm