ブロードウェイ・ミュージカル「ドリームガールズ」の制作発表記者会見が、本日11月14日に東京・COTTON CLUBで開催された。
本作は脚本・作詞をトム・アイン、音楽をヘンリー・クリーガー、演出・振付をマイケル・ベネットが手がけたミュージカル。1960年代のアメリカを舞台に、黒人女性ボーカルグループ、ザ・ドリーメッツが歩んだ栄光と挫折、再生が描かれる。1981年にアメリカ・ニューヨークで初演され、翌年のトニー賞では6部門を受賞。2006年にはビヨンセらが出演する映画「
会見は、劇中歌「Dreamgirls」のパフォーマンスでスタート。ディーナ・ジョーンズ役の
その後舞台上にはカーティス・テイラー・ジュニア役の
キャストは宝塚歌劇団の有村淳による本番用の衣裳を着用して登場。望海は「有村先生からポージングもご指導いただいた。着こなせるよう、見せ方や動きを研究したい」と語る。また自身の演じるディーナについて望海は「この物語には、一歩踏み出すための大事なきっかけがたくさんちりばめられている。そこでディーナが成長する姿を観てほしい」と見どころをアピールした。
シンガーソングライターでもある福原は「1960年代のソウルミュージックを家族でよく聴いていました。エフィの役作りの題材にしたいアーティストが何人かいるので、これから考えていきたい」とコメント。村川はパフォーマンスを「まさに夢のようだと思いながら歌いました」と振り返り、Wキャストでエフィ役を務めることに触れて、「『こういうエフィもありなんだな』と思えるような、私なりのエフィ像を作りたい」と意気込んだ。
映画版が公開されたとき小学生だったというsaraは「私はジャズダンスを習い始めたばかりで、全曲で踊り倒していました(笑)」と明かし、「子供の頃から大好きな作品に出られるとは。精いっぱい臨みます」と言葉に力を込めた。
spiは自身の役柄について「カーティスは仕事ができてセクシーで、僕とそんなに変わらないなって」と笑いを誘い、「“抱かれたい男No.1”を目指して演じられたら」と目標を掲げた。内海は「日本版の『ドリームガールズ』が1番良かったよ!と言っていただけることを祈って稽古に励みたいと思います」と気合十分。動画クリエイターでもあるなかねは「ミュージカルは初心者です。でも現場でTikTokを撮影する機会があれば、プロとして先輩風を吹かせたいです!(笑)」とコメントした。
劇中でソウルを日本語で歌うことに触れ、岡田は「さっきspiとも話しましたが、新たに岡田なりのソウルを作り上げるしかない。全身全霊で取り組みます」と抱負を述べる。両腕を広げて拍手を受け止めながら堂々と登場した駒田は「お話をいただいて『果たして駒田にスパンコールと羽根のドレスが似合うのか?』と妄想しました(笑)」と明かし、「初共演の方がほとんど。初心に返ってがんばります」と意気込んだ。
演出の眞鍋は「現状を変えたいと思う人の背中を押せる作品になれば」と言い、「この物語には、黒人差別や公民権運動といった時代背景がある。当時の人たちが夢に向かって世界を変えようとした姿は、今の私たちにも勇気を与えると思う。その人たちの気持ちを完全に理解できないとしても、しっかり向き合って作っていきたい」と思いを口にした。
会見では本作のタイトルにちなみ、望海、福原、村川、saraの4人が“夢”を明かす場面も。saraは「小さな夢はたくさんありますが、先がわからないのも人生の面白いところ。『今が最高!』と常に思える一生を送りたい」、村川は「子供の頃は歌手になりたくて、歌手活動をした時期もありました。この作品で改めてデビューする気持ちで、歌手の夢をもう一度かなえたい」と回答する。さらに福原は「小さい頃から音楽をやるのが夢だったので、今後も長く歌い続けたい」と話し、望海は「宝塚に入る夢は実現できたので、次は……自分の家を買いたいです」と答えて会場を笑いで包んだ。
最後に望海が「『これからこの作品がスタートするんだ』と感じられました。この気持ちを大事に、皆さんとたくさん話しながら時代背景を勉強し、しっかり“血”を流して最高の初日を迎えたい」と結んだ。
ブロードウェイ・ミュージカル「ドリームガールズ」の公演は、来年2月5日から14日まで東京・東京国際フォーラム ホールC、20日から3月5日まで大阪・梅田芸術劇場 メインホール、11日から15日まで福岡・博多座、22日から26日まで愛知・御園座にて。チケットの東京公演分、大阪公演分の一般販売は11月19日10:00にスタート。また福岡公演分は来年1月21日10:00、愛知公演分は14日10:00に一般発売される。
ブロードウェイ・ミュージカル「ドリームガールズ」
2023年2月5日(日)~14日(火)
東京都 東京国際フォーラム ホールC
2023年2月20日(月)~3月5日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
2023年3月11日(土)~15日(水)
福岡県 博多座
2023年3月22日(水)~26日(日)
愛知県 御園座
脚本・作詞:トム・アイン
音楽:ヘンリー・クリーガー
オリジナル・ブロードウェイ版演出・振付:マイケル・ベネット
演出:
出演:
石井千賀、ICHI、伊藤広祥、岡本華奈、Sarry、仙名立宗、高橋祥太、高橋卓士、茶谷健太、遠山裕介、菜々香、西岡寛修、原田真絢、丸山泰右、森山大輔、吉井乃歌(以上、五十音順) / 高橋莉瑚、田川景一
※高橋莉瑚の「高」ははしご高が正式表記。
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