第20回AAF戯曲賞受賞記念公演「リンチ(戯曲)」が、本日11月4日に愛知・愛知県芸術劇場 小ホールで開幕する。
「リンチ(戯曲)」は、第20回AAF戯曲賞で大賞を受賞した羽鳥ヨダ嘉郎の戯曲。戦時下や戦後の日本をテーマにした文献の引用や、介護のシーンなどがコラージュされた本作が、ダンスを軸にした演出プランで上演される。演出・振付・出演を担うのは、振付家・演出家・ダンサーの
上演に際し、余越は「私は振付家なので戯曲を演出するのは初めてのことです。それで、これは案外面白いプロセスだなと思いました。少し知っているよりはぜんぜんわからないほうがワクワクするからです。言葉を身体へと移行することは振付家、ダンサーの得意とするところです。本作品のコラボレーターでもある、ダンサー / 振付家の垣尾優さん、アラン・シナンジャさん、小松菜々子さんと一緒に複雑な迷路に迷い込んでいきました。ダイナミックかつスリリングなその旅路に皆様にお立ち合いいただければと思います」とコメントした。
上演時間は約1時間30分。公演は11月6日まで。
なおステージナタリーでは本作の特集を展開中。特集内では、余越と垣尾が「リンチ(戯曲)」とダンスの親和性や、7月に行われた試演会から11月の本公演までの道のりについて語っている。関連する特集・インタビュー
余越保子コメント
今年3月、戯曲を演出するという大層なプロジェクトを愛知県芸術劇場より依頼されました。AAF戯曲賞というコンペの受賞作品「リンチ(戯曲)」の上演化に向けての演出ということでした。この戯曲を書かれた羽鳥ヨダ嘉郎さんの文章はとてもわかりにくいものでした。ペンネームを使っていらっしゃることもあり、作家の来歴について何もわからない、という不思議な状況でクリエーションがはじまりました。
私は振付家なので戯曲を演出するのは初めてのことです。それで、これは案外面白いプロセスだなと思いました。少し知っているよりはぜんぜんわからないほうがワクワクするからです。
言葉を身体へと移行することは振付家、ダンサーの得意とするところです。本作品のコラボレーターでもある、ダンサー / 振付家の垣尾優さん、アラン・シナンジャさん、小松菜々子さんと一緒に複雑な迷路に迷い込んでいきました。
ダイナミックかつスリリングなその旅路に皆様にお立ち合いいただければと思います。
第20回AAF戯曲賞受賞記念公演「リンチ(戯曲)」
2022年11月4日(金)~6日(日)
愛知県 愛知県芸術劇場 小ホール
戯曲:羽鳥ヨダ嘉郎
演出・振付・出演:
振付コラボレーター・出演:
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昨夜はこれを観るために名古屋に来ました(ハニワット取材はついで)。「授業」演出の西悟志さんが演出補佐をしていて、こないだ京都で会ったので。
出演四人がみな素晴らしく、攻めてるのに楽しさが立ち上るシーンも多くとてもいい上演でした。これ、けっこう多くの人に受け入れられるのでは?? https://t.co/OUri6n9g5Q