日中合作の音楽劇「李香蘭-花と華-」が、1月13日から22日まで東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで上演される。
本作は、第二次世界大戦を生き抜いた実在の歌姫・李香蘭の半生を描いた音楽劇。劇中では、中国で生まれ育った日本人であり、山口淑子という本名を持つ彼女が、やがてその人気を戦争に利用されるも、平和を願い続ける物語が展開する。脚本・作詞を
主演の李香蘭役に
良知、西内、安寿、山口淑子の親族・山崎誠子、山口淑子の国会議員時代の秘書・寒川一郎のコメントは以下の通り。
良知真次コメント
日中合作 音楽劇「李香蘭-花と華-」は日本と中国の為に何かできないかと思い、生まれた企画です。
賛同してくださった、山口淑子様のご親族・山崎誠子様と、国会議員時代に秘書を務められていた寒川一郎様に、心より感謝申し上げます。
現在、日本と中国で政治的課題がある中で、私が繋げられるものがエンターテインメントの文化交流だと思っています。
昨今、新型コロナウィルスにより、エンターテインメントを楽しみにしてくださるお客様が悲しむ姿を何度も見てきました。だからこそ、今できることの一つとしてエンターテインメントの灯を消さないことが大切だと強く感じています。
2022年が日中国交正常化50周年、そして2023年は日中平和友好条約45周年となるこの時期に、実際にあった戦時下の実話を子供から大人まで世代関係なく、音楽劇というエンターテインメントの形で伝えたいと考え、文化庁含め沢山の日中の各協会と団体協力のもと上演いたします。
この作品を届けるにあたり、主演・李香蘭役に本作が初舞台となる西内まりや様、山口淑子役に安寿ミラ様を迎え、素晴らしいキャストとスタッフ陣が揃い日本人と中国人が力を合わせ作り上げます。
日中を繋ぐ作品になりますよう、日本と中国のために大切に作りあげたいと思います。
西内まりや コメント
私は彼女の存在を知りませんでした。衝撃でした。日中戦争中二つの国の間でどんな思いで表現者として生きていたのか。
中国と日本を彼女がどれだけ愛していたか。彼女の事を知れば知るほどもっと知るべき歴史の真実があったのだと感じます。
戦争から離れた生活を送ってきた私達ですが、現に世界では今でも争いは絶えません。
今の時代にこそ受け継ぎ伝えていかなければならない作品だと心の底から感じています。
舞台初挑戦ですが、勉強を重ね戦争の歴史の実感を持ち、彼女の半生を通して様々な気付きや歴史を感じ取ってもらえるよう精進して演じて参ります。
ぜひ劇場で感じて頂きたいです。
安寿ミラ コメント
初めて「山口淑子さん」を認識したのはテレビでワイドショーの司会をなさってた時。
なんて綺麗な人なんだろうと子供心に思っていました。
その後国会議員になられたお姿を拝見し、なんて聡明な方なんだろうと……。
激動の時代を生きた女性を演じるという意味では「宋慶齢」を演じた時と似たような気持ちの高揚を覚えます。
尊敬と憧れの念を抱く女性、「山口淑子さん」の人生を、早く五感の隅々で感じ、
あの時代に身を置いて生きてみたい!と、稽古が始まるのが今から楽しみで仕方ありません。
山崎誠子(山口淑子親族)コメント
日中国交正常化50周年、日中平和友好条約45周年を迎えるこの年に、
姉、「李香蘭」を題材にした本作が上演します。日本と中国の架け橋になりますように。
何より、姉自身も愛する日本と中国のために平和を願っていると思います。
寒川一郎(山口淑子の国会議員時代の秘書)コメント
山口淑子様が亡くなられる前に、
「日本と中国の架け橋」になるような何かが起きるとき、その方々の応援をしてあげて欲しいと遺言のように預かっておりました。
今回の舞台公演のことだと感じております。
本作の成功を、お祈り申し上げます。
日中合作 音楽劇「李香蘭-花と華-」日中国交正常化50周年・日中平和友好条約45周年記念公演
2023年1月13日(金)~22日(日)
東京都 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
脚本・作詞:
演出・振付:
作曲:鎌田雅人
振付協力:名倉加代子
総合監修:
出演
李香蘭:
川島芳子:
リュバチカ:玉置成実、
児玉英水:
川喜多長政:
山家亨:
甘粕正彦:良知真次
山口アイ:
山口文雄:
李将軍:
潘月華:明音亜弥
長谷川一夫:
山口淑子:
ほか
※安寿ミラは特別出演。
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