ミュージカル「東京ラブストーリー」に出演する
「東京ラブストーリー」(小学館)は、柴門ふみが1988年に発表したマンガ。1991年にはフジテレビによってドラマ化され、人気を博した。今回のミュージカル版では、脚本・歌詞を佐藤万里、演出を豊田めぐみ、音楽をジェイソン・ハウランドが担当。メインキャラクターの4人は、空キャストと海キャストのWキャスト制で、永尾完治(カンチ)役に柿澤勇人と濱田、赤名リカ役に笹本玲奈と唯月ふうか、三上健一役に廣瀬友祐と増子敦貴(GENIC)、関口さとみ役に夢咲ねねと熊谷彩春がそれぞれキャスティングされた。また原作ではバブル時代の日本が舞台だが、ミュージカル版ではコロナ禍前の2018年に舞台が置き換えられる。
濱田は「ミュージカル経験が浅いのでプレッシャーを感じています」と述べつつ、Wキャストで上演されることについて、「僕がいる“海キャスト”は、原作のカンチたちの年齢に近いこともあって、等身大の部分が出ているのでは。逆に“空キャスト”は、ちょっと年齢が上なこともあって、勢いだけでない、大人な恋愛模様という感じが出ているのかなと思います。僕らは純粋に東京という環境に触れて、真っ正面にいろいろなものにぶつかって、悩んで、という部分があるんですが、(空キャストには)それだけでない深みがあるというか。空と海、違う角度から楽しめると思います」と述べる。
カンチ役を共に務める柿澤と一緒に稽古をしていることを明かし、「柿澤さんのお芝居を目の当たりにすると、発見が多いので、どんどん盗んでいきたい」と意気込みを語る。またカンチの役どころについては「不器用な人間で、優柔不断だけど、純粋でかわいらしい男性。『がんばりたいけど、どうしたらいいかわからない』と足踏みをしているところがある」と分析した。
最後に濱田は、12月23日から25日にかけて行われる大阪公演の来場者に向けて、「群像劇として、4人の関係性がどのように交差し、すれ違っていくかが物語のメインになっています。クリスマスにキュンキュンできる作品を見ていただけたら」とコメントし、取材会を締めくくった。
公演は、11月27日から12月18日まで東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)、23日から25日まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、来年1月14日に愛知・刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール、21・22日に広島・JMSアステールプラザ 大ホールにて。
ミュージカル「東京ラブストーリー」
2022年11月27日(日)~12月18日(日)
東京都 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
2022年12月23日(金)~25日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
2023年1月14日(土)
愛知県 刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール
2023年1月21日(土)・22日(日)
広島県 JMSアステールプラザ 大ホール
原作:柴門ふみ「東京ラブストーリー」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」)
脚本・歌詞:佐藤万里
演出:豊田めぐみ
音楽:ジェイソン・ハウランド
キャスト
空キャスト
永尾完治:柿澤勇人
赤名リカ:笹本玲奈
三上健一:廣瀬友祐
関口さとみ:夢咲ねね
海キャスト
永尾完治:
赤名リカ:唯月ふうか
三上健一:増子敦貴(GENIC)
関口さとみ:熊谷彩春
長崎尚子:綺咲愛里
和賀夏樹:高島礼子
永野亮比己、引間文佳 / (以下五十音順)新井希望、尾関晃輔、上條駿、今野晶乃、咲良、高瀬育海、俵和也、照井裕隆、妃白ゆあ、町屋美咲、安福毅、矢吹世奈、吉崎裕哉
スウィング:大村真佑、高井泉名
※吉崎裕哉の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。
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